• Kosuke Tsubota

となりのトトロと子育て

最終更新: 2019年8月1日

7月20日土曜の午後突然保育園から携帯電話に「次男が39度の発熱」と連絡が入りました。

妻は、学会のために名古屋に出かけていて、私は慶應義塾大学SFCの最終授業関係で神奈川県にいて、どう頑張っても東京の保育園のお迎えには時間がかかります。また、お迎えに早く行けたとしても土曜日・日曜日に連れていく小児科が限られているので、移動しながら、どこに連れていくのか?まさに移動遠隔会議を実施して、土曜日は間に合わないので日曜日の朝一番に小児科に連れていくことに致しました。

幸いなことに大事に至らず、ただ熱が下がらないために保育園には行けない状況。(基本的に保育園は37.5度の発熱していると預かってくれません。)それが一般的に「病児保育不足問題」と呼ばれているものです。ただでさえ少なくて困っている保育士の方々を、もっと少なくて過労状況な小児科の先生方と連携をしないと「病児保育」が出来ないので、病児保育サービス提供の難易度も納得して頂いて、是非とも未来を担う子供達へ優しい社会にして頂きたいです。幸いにも我が家は、月曜日12時からヘルプの手配が出来ましたので、それまでは出勤が出来ない状況です。現在は、私は子供と日本語オリジナル「となりのトトロ」を観ながら過ごしています。

日本語オリジナルというのも、何度も子供達が観たがるので、折角のDVD版、英語吹き替えバージョンもあるのに観たことがないのは勿体ないと親の悪戯心でみせました。四歳の息子は、体調が悪い時は日本語版じゃないと嫌だといいますが、子供達は基本的に日本語オリジナルも英語吹き替え版両方好きなのです。実際に親としても「歩こう♪歩こう♪」の歌を「Hey Let's go♪ Hey Let's go♪」と翻訳されてステキです。そして、親子の英語の勉強にもなります。たまに、英語版で歌を歌ってと頼まれるのが、辛いですが、英語版でも魅力があるのは世界でジブリが好まれるのも納得です。親としても何度観たかも分からない作品ですが、リズム感と英語の翻訳表現が豊かで親としてもとても楽しめます。

細かな事を大人の目線からみると、声優さんのレベルが日本の方が圧倒的にレベルが高いと感じてしまいます。さて、今回の本題である「子育て」と、この「となりのトトロ」ですが、私は切り離せない関係性を勝手に感じています。「となりのトトロ」の作品の中では、お母さんが入院しているためではありますが、お父さんのイクメン力がすごいです。お父さんは大学の先生なので、研究をどこで実施してもいいというフレキシブル制度があるのかもしれませんが、大学に行かなければいけない時間を減らし、在宅勤務の時間を創り上げて、子供の面倒をみながら、家事をしながら、子供を育てています。また、本人の能力と職場のやる気だけではなくて、長女サツキが通学している小学校も素晴らしいのです。

妹のメイが、寂しくなり、預けられたおばあちゃん(大家さん)の家では嫌だと行って小学校のお姉ちゃんに会いにいった時に、突然な状況であることに関わらず、自然体で生徒たちと教師及び学校に受け入れられています。女性活躍、働き方改革とうたわれている現在の日本では、例え病気の娘が駄々をこねて突然職場を訪ねたとしても、受け入れることは少ないでしょう。それを、妹の面倒をみるということでも行われているのです。その後の作品の雰囲気をみていても、「お母さんが病気なんて可愛そう」なんて哀れみの押し付けを子供達はせず、またイジメの対象にもなっていません。それだけではなく、教員がフレキシブルな対応をとって、現在の課題を全員で解決していくような説明をしていることが、現代では教師のヒイキだといって、モンスターペアレントが出てくる可能性もあるかもしれませんが、そのような状況もみえません。

そのためか、教員も上司の許可をとることなく、現在一番最適なソリューションを選択することが出来、生徒たちの勉強への影響も最低限におさえて、クラス運営をしています。「田植え休み」がある地域であるから、地域で互助の仕組みが出来上がっているためかも分かりません。そのような環境があると判断したために、イクメンパパがお母さんが入院している最中に一人で大変な仲、引っ越しをしたのかもしれませんが、この「となりのトトロ」という作品は子育てを「職場」と「地域」一体化して実施しています。いや「地域」とひとくくりにしてしまうような言葉を使いたくないぐらい、「大家さん」「近所の人々」「子供の通学先の担任の先生」「子供の同級生」「子供の通学先の学校」そして「トトロ」と本当に様々な方々が関与しています。

そして、子供としてお父さんには言えない「お母さんが死んでしまったらどうしよう」という子供が抱え込んでいる不安を大家さんに話すことが出来ています。子供の精神衛生としても、多くの大人が関与すること、心を開くことが出来る大人が多いことの重要性も感じられます。現在の地域において、安全性の確保が大変難しい状況になってきていることがあるので、難易度が高いですが、「職場」や「子供達が通う先」での自由度を創り上げていくことは可能ではないか、またそのニーズは公に出されている数値以上にあるのだと病児保育の当事者として感じます。私の経験則ですが、実際に病児保育として、37.5度の子供を職場に連れていったこともありますし、感染症の予備期間として1日休まなければならない元気な時には打合せ場所にも連れていったことがありますし、コンサルタント先で子供を抱っこしながらプレゼンテーションをしたこともあります。

年齢によっては子供にとって職場というものは、大人の憧れの場所であるので、説明をしてあげると喜びます。リアルキッザニアです。実際に、起業家育成教育にもなるかもと、法人税の支払いを一緒にしにいったり(その場合、銀行の部屋に通してもらって、数値だけだとイメージがわかないので、現金で支払うことをしました。)従業員の給与振込をしにいったり(この場合は、インターネットバンキングではなく、銀行窓口とATMを使うようなことをさせてあげました。)その時の特別感というのは、子供にとってとてもよい思い出になるようで、たまに内緒だけれどやったんだよね。と子供から話しかけられます。

実際には、何をしていたのかは分からないと思いますが、ここまで思い出に残っていれば、いつかは学びに繋がると思います。さすがにぐったりしている状況で、普段なれない職場に連れていくことは、親子ともども幸せになれないものですし、病気が長引いてしまう可能性が高いので辞めた方がいいですが、元気だけれど登園出来ないという状況においては、職場にベビーシッターを呼んでいいようにするやインターンシップ生に協力して頂く仕組みを創る等かなり手段はいろいろとありますし、やる必要があります。私は、これは病児保育のフローレンスの次のステップ、病後児保育の新しい仕組みづくりとしての企業の価値や働き方改革の可能性だと毎回ワクワクしてます。


やはり、チャンスは、いろいろなところにあります。ワクワク喜ぶことを起業しましょう♪

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