• Kosuke Tsubota

れいわ新撰組に思う起業のこと


れいわ新撰組をみると、「結党!老人党!」という映画を思い出します。どんな映画かと一言で言うと「定年退職した政治と関係ない一般老人が、昔憧れた総理大臣を目指す!」という作品です。(※政治ドラマとしてみるには、少しリアリティが不足している点はご愛敬です。)政党が国会議員が三名以上いないと作れないことも知らないから、子供たちに未来は残したいという想いだけで「老人党」という言葉で活動しはじめてしまう。老人党は、どうなっていくのでしょうか?という作品です。「れいわ新撰組」も政党と名乗れない組織、でも日本の国の未来に対して動き出したい!というものです。

映画と似ている感じがするのですが、両組織とも起業と本質的なところが全く似ていると感じます。れいわ新撰組に関しては分析しきれていませんが、老人党は、はっきり言うと「クリーンな政治」「今の政治は腐敗ばかり」の二つしか言っていない中身のないものなのでシンプルに起業した団体として考えられるのですが、起業とは下記3点が似ておりました。


1)計画よりも行動重視。そして、行動し続けながら考える。

2)仲間を守る。否定せず承認し続け、巻き込んでいく。

3)諦めない。

1)計画よりも行動重視。そして、行動し続けながら考える。

企業参謀」という書籍を執筆して有名になったマッキンゼーアンドカンパニー日本支社長だった大前研一さんが1995年に「平成維新の会」を立ち上げて都知事選挙で敗北したのは有名はお話です。後から「選挙参謀」という書籍で、大前研一のチームは、優秀なコンサルタントチームばかりで、優秀な計画性はあったが、泥臭い行動が伴っていなくて、行動力の差で負けたという話がふんわりと載っています。それと相反するのが、こちらの作品で、計画性は全くないのですが、行動力だけはありました。必死に訴えたいものを訴え、協力してくださる方々は、どんどん巻き込んで、受け入れて一緒に活動をしていっていました。

2)仲間を守る。否定せず承認し続け、巻き込んでいく。

山本太郎れいわ新撰組代表は、当選していた東京選挙区を、志を一緒にした、目的を共有している特定枠の難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」で重度身体障害者の舩後(ふなご)靖彦氏と(61)と脳性麻痺で重度身体障害者の木村英子氏(54)に譲り、自分は比例区として出馬して、自分が選挙に落ちたとしても、仲間が当選することを応援すると言っています。実際の選挙では、リップサービス的なものがあったり、身を引いた形で注目を浴びさせるような戦略があったりして素直に受け止めていいのかもわかりませんが、素直に受け止めると、映画の老人党と同じくして、巻き込んだ仲間を大切にしています。起業も似たようなものです。

実際にマサチューセッツ工科大学の年間起業数は900社ありまして、成功率は創業仲間が多いほど成功確率が高まるという研究結果が出ています。仲間を大切にして目的を達成していく推進力が高いほど結果を出していっています。そして、仲間と意見のぶつかり合いは有ったとしても、否定はせず、お互いを尊重して共通の目的に向かって活動していっています。(参照:ビジネス・クリエーション!ビル・オーレット


3)諦めない。

一番重要なことですね。スラムダンクの安西先生ではありませんが、「諦めたらそこで、試合終了ですよ。」なんです。諦めないことがとても大切。

定年過ぎて60歳越えた老人党党首は、選挙最後の日まであきらめなかった。起業と違って選挙は、失敗の定義を決めやすいというポイントがありますが、失敗の定義は自分自身で決められます。また、諦めない限り失敗は、自分の肥やしになって活きます。世界で戦えている数少ない日本企業の一つのファーストリテイリング(ユニクロ)の柳井正社長も「一勝九敗」という書籍を出しています。諦めずに最後に一勝をもぎとればいいのです。諦めないことです。正直、世の中には諦めた方がいいことはたっくさんあります。それでも、諦めずに行動し続ける。諦めないことが難しいことを知っているから、諦めないストーリーが成功者の美談となっていきます。美談となっていくから、書籍に映画にドラマに、そして伝説になっていきます。

実は最後に、起業家に変化してしまった人にとって諦めることは大変難しいです。「諦められる」ということも、一種の能力だと感じるぐらい難しいですし、諦めが悪く、しつこく、自分のアイディアを具現化していくことに命をささげることができる人種です。正に仕事というよりも、趣味というよりも生き方、「生業(なりわい)」です。それで身体を壊すことや家族を壊すこと等、何かを壊すことをいとわず実施していきます。私自身、過労で緊急入院したことがありますし、入院していながら病室のテレビをモニターのように使用して仕事をして家族や看護師に叱られたことがあります。

私は、「れいわ新撰組」のことは、気になっているぐらいであまり詳しくないです。しかし、私が難病になったとしても、自分の周囲をよくしたいと思っても、日本をよくしたいと思っただろうか?私が「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」になったしたら、自分の権利主張だけで終わってしまうんじゃないか?私が、重度心身障害者になったとしても、起業家で居続けていられるだろうか?自分の残されたエネルギーをここに使うのだろうか?どこに使うのだろうか?ちょっと最近流行した作品でありますが、高校生で死ななければならないお話「君の膵臓を食べたい」を思い出しながら、人生の使い方という、向き合うのも難しい、正直向き合いたくもない、そんな自分の姿を私は、舩後靖彦氏と(61)と木村英子氏(54)の挑戦からみさせられています。

そして、そんな彼らから刺激をもらい、彼らからベンチャースピリットを感じます。そして、自分の未熟さを感じ、未熟さを感じさせてもらったからこそ、成長の余地を感じ、彼らが折角くれた刺激を自分のエネルギーにしていきます。自分は諦めない強さを改めて彼らから学ばさせていただきます。

やはり、刺激は、いろいろなところにあります。ワクワク喜ぶことを起業しましょう♪


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