• Kosuke Tsubota

ケア衣料:リハビリ専用シャツに看護師が期待する効果に関して

喜んで起業、喜業家、喜業義塾坪田康佑です。

今までケア衣料に関して”バリアフリーなファッションabilitee adaptive wear””気になっているアイディア集サイト:リハビリ編”とブログに書いていた理由は実は、喜業義塾にも入って頂いている株式会社みんなで人生会議(https://jinseikaigi.co.jp/)さんとのお仕事でワクワクしたものを書いていました。


去る、12月7日に株式会社みんなで人生会議さんと一緒に実施した調査に関して第32回日本リハビリテーション看護学会にて発表させて頂きました。(※今年はCOVID-19のためにオンライン誌面開催)

第32回日本リハビリテーション看護学会抄録集 51ページ目です。

http://jrna32.net/pro.htm  折角なので抜粋します。


リハビリ専用シャツに看護師が期待する効果に関して

ー開発に向けた調査ー

坪田康佑 1),笈沼清紀 2)

1) 一般社団法人医療振興会,2) 株式会社みんなで人生会議


【はじめに】新型コロナウイルスの影響でリハビリを受けることが困難となった患者が多い.リハビ リは,医療従事者と患者との距離が近く,フィジカルディスタントを確保することが難しい状況であ る.その背景を基に,ウイルスが付着しにくい素材等だけではなく,ギャップシニアの自立を促すこと を目的に開発した.


【目的】リハビリ専用シャツに求める機能及び考えられる効果や必要性を明らかにすることを目的 とした.


【研究方法】開発段階のヒアリングで抽出された,リハビリ専用シャツに求められる機能等について リハビリに関係する看護師・理学療法士・アスレティックトレーナー・介護福祉士・鍼灸師・柔道整復 師・ケアマネージャー等 20 名を対象に,無記名式にてアンケートを実施した.18 名から回答を得た.


【倫理的配慮】本研究は,研究対象者に目的,方法,回答・非回答による不利益はないこと,個人情報 の保護について文書にて説明を行い,同意を得た.また,発表にあたり同意を得た. 所属施設では,倫理委員会が設置されていないため,一般社団法人の理事会及び株式会社の取締役会 にて倫理的審査規定を議題にし承認を得て,本人のプライバシー及び人権の保護と同意を得て研究を 実施した.


【結果】リハビリ患者が着衣に要する時間に関しての調査は,3 分(4 名)5 分(4 名)10 分(3 名) 15 分(3 名),最も時間がかかる困難な行動は,患側を使用しながらの【襟を持ち上げる行為】(7 名) と【襟に首を通す行為】(7 名)であるとの回答を得た.

その中でも【袖ぐり】(14 名),【襟ぐり】(13 名)に苦労されている方が多く,求められる機能とし ては,3 点【片手で着られる機能】(14 名),【片手で脱げる機能】(13 名),【ボタンがない】(8 名), 【肩の可動域を問わない機能】(7 名),【上下から着脱できる機能】(7 名)となった.リハビリ患者が 自身で着脱できることによって期待されることは,【自立心】(10 名),【自尊心の維持】(9 名),【リハ ビリへの意欲】(8 名)となった.

必要性として 5 段階評価調査結果は,【絶対に必要】(1 名),【必要】(9 名),【どちらでもない】(3 名),【不要】(1 名)だった.


【考察】上記の結果から,シャツの機能によって,患者のリハビリへの意欲への影響があることが考え られることから,リハビリへの新しいアプローチの可能性が考えられる.また,自立心の向上の期待が あることと,患者自ら着脱行為が出来るようになることで,医療・介護従事者のサポートが不要になっ て,新型コロナウイルス等を筆頭とした感染症の際にフィジカルディスタンスをより確保することが 出来ることが考えられた.

リハビリ看護を考える上で,病院内にいる関係職種だけではなく,鍼灸師やアスレティックトレーナ ー等からヒアリングをしたことから,リハビリ患者へ多様なアプローチ方法があるということが研究 を通して分かった.今後,その多様な関係者から引き続き情報収集しながら,リハビリ専用シャツの利 用者及び関係有資格者の効果測定をしていく.


【結論】リハビリ専用シャツに,【リハビリへの意欲】が高まる効果が期待されていることから,リハ ビリテーションへの衣服という側面からのアプローチ方法の可能性が分かった.




◆調査を踏まえて今後

新ブランド、ケア衣料ブランド”carewill"プロジェクトのスタートが決まりました。


<carewillの特徴>

1. 施設、自宅の屋内でも、屋外でも着られる日常着としてのシンプルなデザイン

2. 上半身に不自由があっても、片手で10秒、さっと着られて1秒で脱げる

3. 上からも下からも着られる

4. 不自由な腕を内袋(三角巾内蔵)に入れて固定できる

5. 左右どちらが不自由でも着られる

6. ウィルスが付着しづらい抗菌素材




◆株式会社みんなで人生会議

https://jinseikaigi.co.jp/

carewill公式Twitter:http://twitter.com/carewill_pr

株式会社みんなで人生会議は、令和元年に創業した、介護、リハビリ、入院のライフスタイルを革新する企業です。

令和元年度東京都主催のビジネスプランコンテスト“TOKYO STARTUP GATEWAY 2019”にて、約1,800ものビジネスプランの中から、ファイナリスト10件の中に選出。また、令和元年12月に行われたファイナリストによるプレゼンテーションの中で、会場で最も支持・共感の多かった「オーディエンス賞」を受賞しました。

入院や介護の日々において「選びたい・装いたい・人に見せたい」という着用者の意思を尊重するとともに、家族へ希望を与えるケア衣料を製造販売する「ケア衣料開発」事業等を展開しています。


新しいことへの挑戦をやるだけでワクワクしますよね♪

どんなことも、人の笑顔を創るため やはり、チャンスは、いろいろなところにあります。ワクワク喜ぶことを起業しましょう♪


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