- Kosuke Tsubota
ゴミが教えてくれることその11:使えるものは使う
写真は「ゴミが教えてくれることその10:海外展開リサイクルチェーン」で取り上げた

コカ・コーラの缶の裏側です。販売者が「日本コカ・コーラ(株)認定」と記載されているのが、珍しく学びになりました。普段は、こんなにじっくりとゴミをみませんが、たまに「おおっ」と思うものを見つけるとついつい見てしまう癖が出来てきてしまいました。ゴミ拾いのお陰で、いろいろな物をしっかりとみて学ぶ癖がつきました。一番拾うのがタバコの吸い殻ですが、嫌だなぁと思いながらも毎日いろいろな種類を拾っていると、珍しいタバコは分かるようになってきました。最近、分かったのは、外国人向け民泊施設の近くには、みたこともない銘柄のタバコがよく落ちています。いや、嬉しくないのですが、ゴミ拾いの中でも楽しさを見出すのは重要なことかと。。。
さて、前回に続きましてゴミ関連ビジネスのご紹介です。ゴミ関連ビジネスは下記5つに分類するとお話しました。
1)ゴミ収集ビジネス
2)ゴミ処理ビジネス
3)リサイクルビジネス
4)ゴミ削減ビジネス
5)ジャンクアート
1)ゴミ収集ビジネス
「ゴミが教えてくれることその5:ゴミビジネスーUber」でUberのゴミ収集版、米国のスタートアップRubicon Global (ルビコングローバル)、「ゴミが教えてくれることその6:最近上場したゴミ回収会社」で、日本で最近上場した老舗企業二社、株式会社要興業と株式会社ミダック、「ゴミが教えてくれることその7:ゴミ回収グローバル企業」で、グローバルゴミ回収企業TOMRA Systems ASA (トムラ)を紹介してきました。
2)ゴミ処理ビジネス
「ゴミが教えてくれることその8:デザイン力が変えるゴミ」で、株式会社ナカダイを紹介してきました。
3)リサイクルビジネス
」で、リサイクルビジネスではないですが、リサイクルに携わっている企業10社を選定し、順番に紹介しています。「ゴミが教えてくれることその10:海外展開リサイクルチェーン」で、紹介したブックオフグループホールディングス株式会社の続きです。
会社名:ブックオフグループホールディングス株式会社
創業日:1990年5月
上場日:2004年3月東証二部(ブックオフコーポレーション株式会社)
上場日:2005年3月東証一部(ブックオフコーポレーション株式会社)
上場廃止:2018年9月26日
再上場:2018年10月1日東証一部( ブックオフグループホールディングス)
1990年に創業して「誰かにとってのゴミが、誰かにとっての必要なもの」という形で1000店舗以上の気軽に物を売れる状態を整備したのは、ネットオークション起業・フリーマーケットアプリ起業の下地文化を創ったといっても過言ではないです。ゴミを最も減らして、効率よく使ってくれる人に繋いでいった企業です。企業としてのリサイクルというわけではありませんが、いろいろな問題を抱えて、組織編制をしなおして再上場しているところは、取り扱っているものがリサイクルならば、組織自体もリサイクル(生まれ変わる)体質だったのではないかと考えさせられます。また、ビジネスキャリアのリサイクルといっては誤解が生じるかもしれませんが、パートタイマーであった橋本真由美氏が社長を務めていたのは、キャリアリサイクル(生まれ変わる)だと思います。ちなみに、現在は取締役相談役としてご活躍されています。
3-3)ハードオフコーポレーション
ブックオフと混合されますが、ブックオフ創業に遅れること3年1993年に山本善政氏が創業された会社です。企業としては関係ありませんが、ブックオフ創業者坂本孝氏が主催する起業勉強会を通じて、
坂本孝氏と山本善政氏は友好関係でお互いのフランチャイズに加盟するということをしていたというぐらいです。お互いにフランチャイズ加盟しあうので、隣に店舗があったり、コラボレーションがあったりということで、ブックオフと混合されやすくなっています。
というか、双子が似ているからと周囲を翻弄させるかの如く、紛らわしいことしているブックオフとハードオフです。そして、ブックオフ同様に横展開・海外展開をしています。
社名:ハードオフコーポレーション
設立:1972年( 株式会社サウンド北越 )
創業:1993年2月
FC開始:1994年6月
上場:2000年11月ジャスダック
上場:2004年2月東証二部
上場:2005年3月東証一部
オーディオ・ビジュアルの小売業としてスタートした会社が、 リユース品の仕入販売を行う、「ハードオフ・システム」を開発してハードオフとして業態変化していった企業です。
ブックオフとはまた違った生まれた経緯があって、ピボットして経営スタイルを変えた企業です。また、創業して21年経過してからの方向転換という経営スタイルは、どんな時でも変化でき、変化対応できる企業が重要であることの学びになります。ある意味で、ブックオフから着想を得たということなので、ビジネスモデルのリサイクルをしたリサイクル企業であると思います。書籍でスタートしたブックオフと異なり、オーディオ会社経営の経験を活かして中古AV機器からスタートしています。ドメインをしっかりと下記のように分けて経営しています。
(つづく)
ゴミでも、こんなにワクワクするビジネスがあるのですから、やはり、チャンスは、いろいろなところにあります。ワクワク喜ぶことを起業しましょう♪
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