- Kosuke Tsubota
ゴミが教えてくれることその15:地球税
写真は、交通事故を起こした時の写真です。

台風被害でダメになってしまった自動車や救急車・電車などってどうなるのだろう?心配です。さて、今までのゴミビジネスに関しては下にまとめさせてもらいまして、前回ブログ「ゴミが教えてくれることその14:くるま」で紹介の続きです。3-6)株式会社IDOM https://www.idom-inc.com/ (旧:株式会社ガリバーインターナショナル)の続きです。前回ブログでは、自動車を保持しないという定額サービス
が存在しているということを紹介しました。先ほど台風被害で心配した台風19号の支援活動、自動車関連の対策をいち早くしました。 サブスクリプションサービス「NOREL」 で、会社が所有していた車をすぐにこちらのサービスを活用して車の無償使用サービスを実施しました。受付申込を、Googleスプレッドシートを使用して作成しているので、かなり急いで支援に乗り出されたことが推測されます。そのような形で、株式会社IDOMは、ただの中古車会社としてではなく、ユニークな活動が多いので、中古車に関するc2cサービス等はカーセンサー等も挑戦していたり、カーチスもオリジナルな活動をしていたりしますが、リサイクルもしくは車を維持しない仕組みということでゴミ削減ビジネスを実施している企業として取り上げました。
3-7) パタゴニア・インターナショナル・インク https://www.patagonia.jp/home/
今まで上場している会社ばかり紹介してきましたが、「環境活動を自由に実施するために株主の意見をきかなくていいように上場しない」といって上場していない有名企業があります。その企業はパタゴニアです。自ら「地球税」と表現して、利益ではなく売上に対して一定のパーセンテージを環境活動に費やすという画期的な活動をしているので、有名な企業です。現在は、登山用品、サーフィン用品、アウトドア用品、軍用品、衣料品の製造販売を手掛けるメーカーという形で有名ですが、イヴォン・シュイナード氏が創業エピソードは最もリサイクル魂を感じられるものです。
廃品集積場で60キロの金床と石炭の炉、火箸、ハンマーを買い、独学で鍛造を学び始め、自分が使いやすいクロムモリブデン鋼のピトンを創ったところ、ロッククライミングをする人々は少ないところからネットワークが素晴らしく、評判になって、仲間からの注文が殺到して、イヴォン・シュイナード氏の思惑とは異なってピトンの製造はいつの間にかビジネスが生まれていたというものです。自然を愛するスポーツ、ロッククライミングやサーフィンを愛しているイヴォン・シュイナード氏は、地球環境の悪化に対して人生をかけて対応しています。ユニクロと似ているところですが、着古して返却されたポリエステル製ジャケットを再び繊維として、あるいは別のプラスチックとして再生させるようにしたり、 リサイクル原料からポリエステルを再生する方法を開発し、ベストセラー製品に用いたり、といろいろと挑戦しています。ベストセラー製品に、当時まだリサイクルがキレイなイメージがなかった時代に取り入れるというのは、本気になって地球環境を考えているという経営者の本気度が分かります。2011年には、最も売上影響するブラックフライデーと呼ばれる感謝祭の次の日の広告で「Don't Buy this jacket」(このジャケットを買わないで)を出したことが伝説にもなっています。(日本で言うクリスマス商戦もしくは、正月商戦で実施した感じです。)
会社名:パタゴニア
創業者: イヴォン・シュイナード
活動開始:1957年
設立:1965年
日本支社:1988年
ミッション:ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する
(つづく)
ゴミでも、こんなにワクワクするビジネスがあるのですから、やはり、チャンスは、いろいろなところにあります。ワクワク喜ぶことを起業しましょう♪
前回までのゴミ関連ビジネスの振返りです。
ゴミ関連ビジネスは下記5つに分類します
1)ゴミ収集ビジネス
2)ゴミ処理ビジネス
3)リサイクルビジネス
4)ゴミ削減ビジネス
5)ジャンクアート
1)ゴミ収集ビジネス
「ゴミが教えてくれることその5:ゴミビジネスーUber」でUberのゴミ収集版、米国のスタートアップRubicon Global (ルビコングローバル)、「ゴミが教えてくれることその6:最近上場したゴミ回収会社」で、日本で最近上場した老舗企業二社、株式会社要興業と株式会社ミダック、「ゴミが教えてくれることその7:ゴミ回収グローバル企業」で、グローバルゴミ回収企業TOMRA Systems ASA (トムラ)を紹介してきました。
2)ゴミ処理ビジネス
「ゴミが教えてくれることその8:デザイン力が変えるゴミ」で、株式会社ナカダイを紹介してきました。
3)リサイクルビジネス
」で、リサイクルビジネスではないですが、リサイクルに携わっている企業10社を選定し、順番に紹介しています。
3-1)株式会社メルカリ
3-2)ブックオフグループホールディングス株式会社
3-3)ハードオフコーポレーション
3-4)株式会社まんだらけ
3-5)株式会社ファーストリテイリング
3-6)株式会社IDOM(旧ガリバーインターナショナル)
3-7) パタゴニア・インターナショナル・インク
3-8) 株式会社DeNA&株式会社モバオク
3-9)ヤフー株式会社
3-10)株式会社オフィスバスターズ
次点)楽天株式会社
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