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  • Kosuke Tsubota

ゴミが教えてくれることその19:プラスチックゴミ

本日のゴミ拾いは、23つでした。毎日毎日なくならないタバコのゴミばかりでした。

実は、ちょっと咳が出るなど、体調が芳しくなかったために、ゴミ拾いを少しお休みしていました。というのも、この季節のゴミはマスクやのど飴のゴミなど明らかに感染源になる風邪をひいている人が捨てたか、落としたものが多いからです。また、ティッシュゴミも増えてきていて、少し前のゴミ拾いでは、黄色い痰が付着していたことがあったので、控えていました。本日、拾ったタバコのゴミも、誰が口にしたのか分からないという点では、感染源の一つではありますから、タバコのポイ捨てを減らすことは公衆衛生的にも重要なものだと改めて実感します。今後は、ゴミ袋を持ち歩くだけじゃなくて、手袋替わりにするための袋も持ち歩く必要がありそうです。

ちなみに例によってゴミ拾いSNSアプリPIRIKAによると、2019年11月29日現在私が拾ったゴミの量は、13,877個で920リットルまで達成できました!

ゴミを拾うためには、座り込む動作をするので、スクワッドと同じような動きをします。

13,877回スクワッドをしたと考えると、1回あたりのスクワッドの消費カロリーが0.5カロリーなので、約7,000カロリー、単純計算でジョギング23.5時間分、マラソンが4回ぐらいできます♪


プラスチックゴミ問題

2050年には、海の中は、魚の数よりもプラスチックゴミの数の方が多くなるという発表があります。2015年に世界経済フォーラムでの発表です。2050年というと約30年後で、今、何かしらの行動をとらないと自分が生きている間に、そのような状況が訪れます。余談となりますが、怖いことですが、人類がこれまでに出したプラスチックのゴミの量は、世界で8番目に面積の広い国、アルゼンチンを埋め尽くすほどということです。その埋め尽くし方も、「埋め尽くす」という表現に正しくて、人間の足首ほどの高さに広げて並べた場合とのことです。


プラスチックの歴史

プラスチックの歴史は、1835年にフランスのルノーが、ポリ塩化ビニルの粉末を発明したことにありますが、それは、製品化になっていないので、人類の発展にしか寄与しませんでした。1839年にドイツのジモンが、ポリスチレンを発明しました。そして、1870年にアメリカの印刷工ジョン・ハイアットが偶然に薬液をこぼして硬化したもので、セルロイドを発見しました。そのお陰で、実用プラスチックとして工業化されていきました。

具体的には、象牙の代替材としてのビリヤードの玉などに使われていきました。ですが、硝化綿に樟脳を加えたものであり、天然セルロースを使用するため「半合成プラスチック」と呼ばれるものです。そこからは加速度的に、プラスチックが広がっていって、1872年にドイツのバイエルが、フェノール樹脂が発明しました。その後、1889年イーストマン・コダック社がセルロイドを映画用フィルムとして使用したことから、映画という娯楽の広まりと一緒に世界中にプラスチックが広まっていきました。20世紀になってからは、1909年アメリカの化学者ベークランドが、フェノール樹脂をはじめて工業化して、「ベークライト」として加速度的に広まっていきました。具体的には、カメラのボディ部分や電話機として用いられました。ちなみにこれが、はじめて人工的に植物以外の材料から合成されたプラスチックとなります。発明されてから200年以内で、海の中が魚の数よりも、増えてしまうというのは、生物だとしたら恐ろしい繁殖力です。繁殖力としては、繁殖が可能になったのは、1870年に工業化されてからのことなので、たった100年足らずで、世界中に広まっています。まさにパンデミック減少です。

折角なので、プラスチックの歴史を続けて解説しますと、1917年に酢酸セルローズ(不燃セルロイド)が発明されて、そのお陰で映画館の火事が激減したと言われています。1920年には、ドイツにて、ユリヤ樹脂が発明されます。1926年に、同じくドイツの化学者へルマン・スタウディンガーが、ポリマー(高分子)が長い鎖状分子から出来ているということを発見しました。

それから1930年にポリスチレンが工業化されて普及していっています。1934年には、アクリル樹脂の工業化に成功して、加速度的にプラスチックは広まっていきます。1938年には、現在身に着けているものであるポリアミド(商品名:ナイロン)をアメリカのカロザースらが、発明しました。もう親しみのある名前ですが、名前は、主要研究員5名のイニシャルからNYLONと命名されました。アメリカならではですよね。それが1941年に工業化されていって、第二次世界大戦に突入していきます。第二次大戦後には、生活必需品のニーズが高まりにあわせて、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリスチレン、ベークライト等が生活に登場していきます。そして、近代に入って1960年代以降石油化学コンビナートブームが訪れた後に、エチレン中心の総合化学工業が出来て、ポリエチレンを初めとする種々のプラスチックが大量生産されるようになっていきました。大量生産が可能になって、安価に使用できるようになったことから、人々の生活の中に完全に溶け込んでいって、衣料を筆頭とした生活環境へ浸透していきました。 最後に、プロピレン中心の総合化学工業等の誕生で、プラスチックによるビジネスの活性が終わります。それから訪れてきたのが、プラスチックのリサイクルに関する技術とビジネス、環境問題などの戦いに入っていきます。


ゴミでも、こんなにワクワクするビジネスがあるのですから、やはり、チャンスは、いろいろなところにあります。ワクワク喜ぶことを起業しましょう♪

関連ブログ:ゴミが教えてくれることシリーズ

その1:ゴミ拾い習慣

その2:ゴミ拾いSNSアプリPIRIKAとゴミが教える消費者行動

その3:ビジネス

その4:新しい視点

その5:ゴミビジネスーUber

その6:最近上場したゴミ回収会社

その7:ゴミ回収グローバル企業

その8:デザイン力が変えるゴミ

その9:メルカリはリサイクル企業

その10:海外展開リサイクルチェーン

その11:使えるものは使う

その12:アンティークになる

その13:リサイクルで難民支援

その14:くるま

その15:地球税

その16:ゴミオークション

その17:リサイクル3手法

その18:ゴミ関連アプリ

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