• Kosuke Tsubota

ゴミが教えてくれることその6:最近上場したゴミ回収会社

記録的台風が近づいてきています。きっとゴミもたくさん出ることでしょう。

いや、その前に、大きな被害がおきないことを祈ります。さて、前回に続きましてゴミ関連ビジネスのご紹介です。ゴミ関連ビジネスは下記4つに分類するとお話しました。


1)ゴミ収集ビジネス

2)ゴミ処理ビジネス

3)リサイクルビジネス

4)ゴミ削減ビジネス

5)ジャンクアート


1)ゴミ収集ビジネス

こちらで、海外での注目企業を紹介しました。Uberのゴミ収集版、Rubicon Global (ルビコングローバル)です。

日本では、2年前2017年末に続々上場した 廃棄物の収集運搬や処理ビジネスの2社に注目しています。東京証券取引所市場第二部、通称東証二部に上場した東京都豊島区に本社を置く株式会社要興業(6566)と名古屋証券取引所第二部、通称名証二部に上場した静岡県浜松市に本社を置く株式会社ミダック(6564)の2社です。ちなみに株式会社ミダック社は、昨年2018年末に、東証二部にも上場しました。両社とも、いわゆる「官から民へ」と呼ばれる行政が実施していたものを、民間に委託していく業態のもので、PEST分析(下記説明)を、海外ではなく国内の変化対応に上手に使いこなしているのではないか?という感じの企業です。


株式会社要興業(6566)

株式会社要興業は、前回ブログ「ゴミが教えてくれることその5:ゴミビジネスーUber」で紹介したRubicon Global (ルビコングローバル)のシステムを自社で運営している形で、 配車ソフトやGPS装置を搭載した無線機などの活用で、より短い距離で多くの廃棄物の運搬を可能にしたことでお客さんを増やしています。また、Rubicon Global (ルビコングローバル)と同様に自社のリサイクルセンターで、 古紙、ビン、缶、ペットボトル、粗大ゴミなどの選別、破砕、圧縮といった処理を実施することで再資源化するリサイクル事業も運営しています。また、東京23区から業務委託の受注したことが大きく、行政委託事業がうまくいっています。ここまで記載するとRubicon Global (ルビコングローバル)の自社運営・日本版という形にみえます。

Rubicon Global (ルビコングローバル)と大きく異なるのは、正社員とゴミ収集車等を持つ、【持つビジネス】というビジネススタイルで、正社員の数は、400人いるドライバーの内300人が正社員という形です。今の日本では、直接正社員を雇用していることでの変化対応が素早くスムーズに出来ることが重要だということを教えてくれるような企業です。また、1973年から黒字事業をコツコツと成長させてきて上場した企業であるという点が、Rubicon Global (ルビコングローバル)と異なるポイントです。Rubicon Global (ルビコングローバル)が、小田急グループとの技術提携したことによって、日本国内での戦略が変わるのか?というところが、今後の注目点だと思います。


株式会社ミダック(6564)

2017年末に名証二部上場、2018年末に東証二部上場という東京と名古屋の間にある静岡県に本社があるからこそ二つの大きな市場に睨みを聞かせている企業です。株式会社要興業以上に長い、会社は1964年設立だが、創業は1952年と半世紀以上の歴史を持ち、コツコツと成長してきた企業です。静岡県という土地の利を活かしていて、 装置産業と土地と施設が必要な施設も持ち、ゴミの最終処分事業まで実施しています。最も、【持つビジネス】を実施しているゴミ関連企業という形になっています。売上規模としては、株式会社要興業に叶わない状況ですが、東京都という日本での外れ値エリアで実施していないことを考えると地方への進出に期待できます。

東京都を株式会社要興業に任せ、赤字事業で困っている行政への行政委託事業を加速していくことを期待する企業です。


Rubicon Global (ルビコングローバル)にとっては、小田急グループと提携をしましたが、システムを提供する会社としてライバルというよりもクライアントの位置づけになる二社に該当します。


ゴミ拾いを実施していると、このゴミ収集からゴミ処理・リサイクル・を考えさせられるので、ゴミ収集で紹介させて頂いた三社


Rubicon Global (ルビコングローバル)

株式会社要興業

株式会社ミダック


は気になる企業です。

また、今まで起業してきた中でも、スモールビジネスでドメスティックビジネスである診療所や訪問看護ステーション、カフェを経営すると、どうしても出てきたゴミに対して回収までの間に、ゴミを敷地内のどこに保存しておくのか?その際の安全性や害虫・害獣対策を考えてゴミ回収会社と契約してきたので、ゴミ回収会社のことは、契約していた人間として、ゴミ拾いの時に度々思い出して考えさせられます。 (つづく)


PEST分析

マーケティングの父と呼ばれるフィリップ・コトラー氏が提唱した分析手法です。経営戦略や海外戦略等の策定、マーケティングを行う際に使用する分析方法で、自社を取り巻くマクロ環境(外部環境)が、現在または将来にどのような影響を与えるのだろうか?と把握・予測するためのもの手法です。P=Politics(政治)、E= Economy(経済)、S=Society(社会)、T=Technology(技術)という4つの視点から分析することから、それぞれの頭文字をとり「PEST」と言います。特に海外戦略を設立する際に、PEST全てが異なることを、分析するのに使用します。


ゴミでも、こんなにワクワクするベンチャーがあるのですから、やはり、チャンスは、いろいろなところにあります。ワクワク喜ぶことを起業しましょう♪


関連ブログ

ゴミが教えてくれることその1:ゴミ拾い習慣

ゴミが教えてくれることその2:ゴミ拾いSNSアプリPIRIKAとゴミが教える消費者行動

ゴミが教えてくれることその3:ビジネス

ゴミが教えてくれることその4:新しい視点

ゴミが教えてくれることその5:ゴミビジネスーUber


ゴミ関連ビジネス参照URL

アイカサ: http://i-kasa.com/ 傘のシェアリングビジネス(ゴミ削減)

ピリカ: https://corp.pirika.org/ ゴミ拾いSNSアプリPIRIK

Rubicon Global (ルビコングローバル): https://www.rubiconglobal.com/ ゴミ収集Uber

株式会社ミダック: http://www.midac.jp/

株式会社要興業:https://www.kaname-k.co.jp/

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