• Kosuke Tsubota

ゴミが教えてくれること20:海洋プラスチックゴミ


プラスチックゴミに関することの続きです。

プラスチックのリサイクルに突入したのが、プラスチックが登場してから100年ぐらい遅れたために、プラスチックゴミで、リサイクルされたものはごくわずかです。そのため、今まで生まれてきたプラスチックゴミの8割はリサイクルされることなく、埋立地や街、海など自然の中に、未だにそのままの形で存在していると言われています。

その地中に入らなくて、風や川の流れなどから、海に流れ出たゴミが、この2050年に魚より多いプラスチックゴミという世界に導いていきました。これだけ多ければ、クジラやイルカ、ウミガメやカモメなどがクラゲを筆頭とした食べ物と間違えて食べてしまうことも、納得したくないものですが、納得します。この海に流れてたものが、海流にのり、海上には吹きだまりのようにゴミが集まる場所ができてきました。太平洋の真ん中に、そんな場所が1990年には、見つかっていて、30年経過した今、その大きさはなんと、フランスの面積の3倍にまで広がっています。これで美味しいワインやブランデーが創れれば、フランスでしか作れないシャンパン・コニャック・アルマニャックを抜かすと、フランスのワインビジネスは大打撃です。が、残念ながらプラスチックから、新しい食べ物を創り出すことが現在の技術ではまだ出来ていません。一方、プラスチックを食べる昆虫が発見されたので、もしかするとWHOが昆虫食を推奨していますが、昆虫食用の食べ物としてプラスチックが使用される時代が訪れるかもしれません。


プラスチックゴミの削減時代

しかしながら、そのような現実は、現在のところサイエンスフィクションの世界でしか過ぎないために、世界各国でプラスチックゴミの削減の取り組みが始まりました。国だけではなくて、企業としても取組が開始されて、有名なものとしては、スターバックスコーヒーやマクドナルド、ウォルトディズニーカンパニーのプラスチックストロー廃止です。

ちなみに、日本国内の企業としては、すかいらーくホールディングス、デニーズ、大戸屋です。かなり話題になりましたが、実は海洋プラスチックゴミの約6%しかストローは該当しないので、画期的にみえますが、実は焼け石に水程度です。でも、何事もスタートは小さいことから変えていくので、ムーブメントの火付け役にはなったのではないでしょうか?現在、駅やコンビニエンスストア、スーパーマーケット及び公共機関で「STOPビニール袋」のような形になったのは、各国で規制を初めていることですが、海洋プラスチックゴミの約7%にしか過ぎませんが、一番海洋生物に影響を与えているものであるからです。ちなみに身近なプラスチックゴミとして、ビニール袋と並ぶものは、ペットボトルです。こちらはペットボトルとペットボトルキャップの合計だと海洋プラスチックゴミの約24%も占めます。ビニール袋に関しては、国単位ですすめることができて、企業単位でもビニール袋に値段をつけることで、消費の是正をするという行動を促すことに成功していますが、ペットボトルはなかなかありません。是非とも、ビニール袋を辞退することと一緒にペットボトルも使用しないように、消費者として行動していくことをおススメします。一気飲みすれば、1分も掛からないで飲めるペットボトルですが、海洋プラスチックゴミになると、海に中に残る期間は450年と言われています。プラスチックそのものが、まだ生まれてから200年しか経過していないので、本当に450年なのかも分からない状況ですが、2050年に海の中が、魚の数よりもプラスチックゴミの数の方が多いという差し迫った現実は恐ろしいものです。是非とも、使用を控えて頂けると幸いです。

ちなみに我が家は、水筒とタンブラーを家族分準備してから圧倒的にペットボトルの使用頻度が減りました。水筒に自分の好きなお茶を創って入れていくと、見た目や沈殿物に注意して創られているペットボトルのお茶よりもはるかに美味しいので、おススメします。残念ながら、炭酸水関係は、自宅でも創る機械が売られていますが、手間なので、炭酸のシュワっとしたものを飲みたい場合は、ペットボトルではなくて、缶や瓶など他の入れ物に意識することをおススメします。持ち歩くのは、大変なんですけれどね。折角なので、海洋プラスチックゴミに関する情報元から抜粋してランキングを紹介します。


海洋プラスチックゴミのランキング

タバコの吸い殻(フィルター部分) 22.4%

食品の包装ごみ 16.1%

ペットボトル 14.5%

ペットボトルのキャップ 10.1%

レジ袋 7.0%

ビニール袋 6.9%

ストロー 6.0%

テイクアウト用のプラスチック容器 5.9%

プラスチックの蓋 5.8%

テイクアウト用の発泡容器 5.4%


building a clean swell 2018 report https://oceanconservancy.org/wp-content/uploads/2018/07/Building-A-Clean-Swell.pdf より


知識だけでは、人の行動はなかなか変わりませんが、インパクトがあると人の行動は変わります。この知識が、読んでくださった方に何かしらのインパクトになって、行動が変わるきっかけになることを期待します。なかなか行動に移せない方でも、クリスマスプレゼントだかに水筒を家族分購入して、是非とも試してみて頂けると嬉しいです。


ゴミでも、こんなにワクワクするビジネスがあるのですから、やはり、チャンスは、いろいろなところにあります。ワクワク喜ぶことを起業しましょう♪

関連ブログ:ゴミが教えてくれることシリーズ

その1:ゴミ拾い習慣

その2:ゴミ拾いSNSアプリPIRIKAとゴミが教える消費者行動

その3:ビジネス

その4:新しい視点

その5:ゴミビジネスーUber

その6:最近上場したゴミ回収会社

その7:ゴミ回収グローバル企業

その8:デザイン力が変えるゴミ

その9:メルカリはリサイクル企業

その10:海外展開リサイクルチェーン

その11:使えるものは使う

その12:アンティークになる

その13:リサイクルで難民支援

その14:くるま

その15:地球税

その16:ゴミオークション

その17:リサイクル3手法

その18:ゴミ関連アプリ

その19:プラスチックゴミ

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