• Kosuke Tsubota

ゴミが教えてくれること22:プラスチックと起業家の闘い

今日は、ちょっと急いでいてゴミ拾いが3つしかできませんでした。(反省)

でも、やらないよりも、少しでも継続する習慣を大切にしました。(言い訳)


例によってゴミ拾いSNSアプリPIRIKAによると、現在の私のゴミ拾い量は、13,890個950リットルまで来ました。2019年中に1,000リットルを目指します!

残り18日、2.7リットルずつ拾っていけばいいので、ちょっとハードですが、無理ではない目標数値です。



プラスチックとの闘い

さて、【その19:プラスチックゴミ】で記載しましたが、 1835年にスタートしました。【その20:海洋プラスチックゴミ】で記載しましたが、その150年後には、太平洋でプラスチックゴミの吹き溜まりの多量発見に大きく負けていることが分かりました。それから約30年、プラスチックとの闘いでの負けを少しでも少なくしようとするプラスチック削減活動がムーブメント化してきましたが、それ以外にもいろいろと人類は戦っています。今回はその活動を記録します。


インドネシア:Evoware:食べられる食品包装

私のゴミ拾い目標にとっては、嬉しいことですが(笑)、食品を購入したら容器をそのまま道端に捨てることが日常的なのがインドネシアです。そのために、食品包装がゴミにならないよう、食品包装そのものを改良されました。海藻を原料としたEdible Packaging(食べられる包装)を開発したスタートアップ起業Evowareです。( https://www.evoware.id/

海藻で出来ているので、そこらへんに捨てても、自然に戻ります。そして、お湯で溶ける特性があるので、インスタントラーメンの加薬や調味料の袋に使用すれば、袋を取り出す必要そのものがなくなります。無味で、カロリーが少ないながら、海藻で大切な栄養素があるというものです。コロンブスの卵的な発想ですが、開発から多量生産、商品化までしたのが素晴らしいスタートアップです。インドネシアでは、砂糖やコーヒーの袋、インスタント食品の調味料袋、ハンバーガーの包装、ストロー、シャンプーなどに使われ始めているとのことです。

半永久的に残るプラスチックに、消費財を使用するのが間違っていたと考えさせられる製品です。半永久的に残るものには、半永久的に保存が必要なものに使用する方が社会にとっていいということが学べます。


インド:EnviGreen:オーガニック レジ袋

少し前まで無料だったものから有料になってきて使用を控えてもらおうとしているレジ袋。最近ではコンビニエンスストアや公共機関でレジ袋を辞退しましょうというポスターまでたくさんみかけるようになったレジ袋。プラスチック問題の中でも、それぐらい影響力の強い、使い捨てレジ袋問題に対抗する商品です。これがもっと早くに市場に出回っていたら、海洋プラスチックゴミの中でも3位にランクインしなくていい世の中になっていたでしょう。エコバックがやはり一番いいのですが、インドでは多くの市でレジ袋が廃止されているのにも関わらず、エコバッグを買えない貧困層の人がたくさんいらっしゃるので、そこに着目した起業家Ashwath Hedgeさんが4年かけて開発して、商品化しました。それが、2016年創業のスタートアップEnviGreen http://envigreen.in/ です。1日で常温の水に溶けてなくなる100%オーガニックレジ袋です。お湯だと最短で15秒で溶けてなくなるレジ袋です。原材料は、ジャガイモやタピオカ、トウモロコシ、バナナ、植物油、天然澱粉質、花油など12種類の材料をベースとして、見た目も、ポリエチレン製ビニール袋そのものです。ただ、従来のレジ袋と比べて、様々な原材料を用いているために、コストは35%高いということです。

ただ、それは単純比較をしたためだと考えられます。PEST分析を用いて政治(Politics)・経済(Economy)・社会(Society)・技術(Technology)から考えると説くに政治と社会の分野での評価と価値が高いので、35%のコストを上回るリターンが考えられます。2002年にはバングラディシュってレジ袋が廃止、資本主義の権化と言われる環境問題に遅れているアメリカ合衆国でも2014年にはカルフォルニア州でレジ袋が禁止されているので、完全に追い風企業です。また、購入者としてのコスト面が35%増というだけで、国家としてのゴミ処理面でのコストを計算すると圧倒的な安さを叩き出します。起業されたインドでは、毎日15,000トンのプラスチックが廃棄されていて、6,000トンのプラスチックは回収も出来ていないという状況なので、ゴミ処理コストまで含めると、資本主義世界でも戦える数値を叩き出します。現在では、商品ラインアップも充実してきていて、Caryy bags, Trash bags, Oil& grease sachets, Bin liners, Packaging films, Aprons, Wrapping covers, Laundry bagと横展開しています。

逆に、上記で紹介したインドネシアのスタートアップEvowareとの技術面及びビジネス面での戦いが、始まりそうです。


ゴミでも、こんなにワクワクするビジネスがあるのですから、やはり、チャンスは、いろいろなところにあります。ワクワク喜ぶことを起業しましょう♪



関連ブログ:ゴミが教えてくれることシリーズ

その1:ゴミ拾い習慣

その2:ゴミ拾いSNSアプリPIRIKAとゴミが教える消費者行動

その3:ビジネス

その4:新しい視点

その5:ゴミビジネスーUber

その6:最近上場したゴミ回収会社

その7:ゴミ回収グローバル企業

その8:デザイン力が変えるゴミ

その9:メルカリはリサイクル企業

その10:海外展開リサイクルチェーン

その11:使えるものは使う

その12:アンティークになる

その13:リサイクルで難民支援

その14:くるま

その15:地球税

その16:ゴミオークション

その17:リサイクル3手法

その18:ゴミ関連アプリ

その19:プラスチックゴミ

その20:海洋プラスチックゴミ

その21:昆虫食とプラスチック

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