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  • Kosuke Tsubota

ゴミが教えてくれること23:プラスチック代替の戦い国内編(12/21修正)

最終更新: 2019年12月21日

今日は、ゴミ袋を持ち歩くのを忘れてしまいました。

幸いといっていいのかな?食べ終えたカップラーメンを公園に捨てている人がいらっしゃったので、それをゴミ袋の代わりにゴミ拾いをしました。現在、拾ったゴミの数は13,914個、960リットルです。年末までに1,000リットルという目標に対しては遅れていますが、ブログで宣言したお陰で今日のような日にもゴミ拾いを継続できました。宣言というのは、エネルギーになりますね、起業家としては、もっと上手に活用していきます。

前回ブログ【その22:プラスチックと起業家の戦い】では、プラスチックの代替品に関する起業家の挑戦を紹介致しました。


実はプラスチックの代替品に関してはいろいろと挑戦していて、様々なものが出てきています。日本での普及が少ないので、引き続き調べながら日本への輸入も視野に入れた普及の挑戦を模索します。(早速、宣言の力を活用してみました。)


プラスチック代替品の戦い(国内編)

大王製紙株式会社(東証一部3880) https://www.daio-paper.co.jp/

日本一の紙の産地、愛媛県四国中央市の大手製紙メーカーの工場では、紙を中心に、石灰石や寒天を用いてお菓子に使用されている小さなスプーンやピックの代替品を開発しています。そして、今年2019年5月にリリースされた商品が、紙製ナイフ、マドラーなどの原紙として. 必要な剛性を持つプラスチック代替素材の高密度厚紙「エリプラペーパー」です。大王製紙のプレスリリース(https://bit.ly/2YW3esn)から抜粋「 ~紙製ナイフ、マドラーなど様々な用途に使える紙~

大王製紙株式会社(住所:東京都千代田区)は、紙製ナイフ、マドラーなどの原紙として必要な剛性を持つプラスチック代替素材の高密度厚紙「エリプラペーパー」の販売を開始しました。 「エリプラペーパー」は地球環境に配慮した製品として「Eliminate Plastic(脱プラスチック)」の頭文字を冠した名称としました。 近年、大量のプラスチックごみが海洋環境に深刻な影響を及ぼしていることが注目されている中、当社は、経営理念「世界中の人々へ やさしい未来をつむぐ」のもと、地球環境への貢献に取り組んでいます。

以前より紙製マドラー用途の原紙を生産・販売していましたが、このたび、紙加工メーカーでの検証を経て、プラスチック代替素材としてより幅広い用途に使用可能な高密度厚紙の品質を確立しましたので、各紙加工メーカーに対して高密度厚紙「エリプラペーパー」を提供してまいります。」以上

2024年に一万円札になる渋沢栄一氏が創った紙会社王子製紙の上を目指そうとして「大」という名前を付けて四国の紙関連企業が集まって出来たのが「大王製紙」です。王子製紙のことは、渋沢栄一が大河ドラマになった際に必ず出てきますが、このプラスチック代替品を創った大王製紙のことも、是非ともその際には、思い出してみて下さい。


NPO法人木野環境  http://www.kino-eco.or.jp/

京都府京都市にて活躍するNPO法人木野環境さんです。こちらは、新たな開発ではなく、新たな視点による原点回帰です。プラスチックストローが生まれる前に、ストローとして活用されていた麦わらを使用したストローの普及に挑戦しています。まだプラスチックが普及してから100年少ししか経過していないことを考えると、未だに残った技術の再発掘での挑戦はいろいろと可能性がありそうです。ペットボトルの普及なんて、まだ数十年です。その前は瓶での普及と分かりやすいですが、長期的な視点でみたコストを再度計算してみる価値はあると思います。というのも、プラスチックストローも同様のことで悩んでいて、やはりプラスチックストローが普及した背景には、資本主義の力があります。

コスト面での戦いに苦戦しているとのことで、プラスチックのストローのコスト、1本0.1円以下に対して、麦わらストローのコストは、1本40円ということで、単純比較になると400倍になってしまいます。実際には、ゴミ処理や環境問題などの大きな視点でみると、麦わらストローの方が社会コスト的には安いのですが、購入者からみるとそれぐらいの差が出てしまいます。


三菱ケミカル株式会社 https://www.m-chemical.co.jp/

ストローに関して、開発面でいくと、国内大手の総合化学メーカーである三菱ケミカル株式会社が、昨年2018年8月に、自然界で水と二酸化炭素に分解される「生分解性プラスチック」のストローの開発を発表しました。すでに、ストローの硬さや透明度を変えて数種類を試作し、外食企業や飲食店への提案・販売に至っています。植物由来の生分解性プラ「ポリブチレンサクシネート(PBS)」は、一般的な生分解性樹脂と比べて耐熱性に優れ、土中だけでなく海中でも微生物によって分解されるのが特長とのことですが、こちらもやはりコスト面では、現在のプラスチック製には負けているのが現状です。


株式会社TBM https://tb-m.com/limex/

新素材「LIMEX(ライメックス)」で有名な、もしくは日本製紙元取締役を会長に就任して頂いて話題があがった素材ベンチャーの株式会社TBM(東京都中央区)も有名です。「LIMEX(ライメックス)」は、プラスチックだけではなく、紙の代替素材として活用されています。

最近では、「LIMEX(ライメックス)」を素材に使用している名刺もあるので、知らぬ間に触れていると思いますが、こちらは石灰岩を活用しての素材となります。森林から創られる紙事態が、森林伐採という環境問題になっているので、こちらはプラスチックだけではなく紙の代替品ということで、かなり大きな環境対策起業となっています。実は、私も昔、名刺で「LIMEX(ライメックス)」を使用していました。是非とも、次の名刺やポスター等を印刷する際には、こちらの素材を活用してみて下さい。その一歩が環境活動に繋がります。(つづく)


注意:石灰石ペーパーのリスク

2019/12/21 加筆

2019/12/20にサステイナブルビジネスマガジン オルタナの

オルタナ編集長様から助言頂きました。

https://twitter.com/setsumori/status/1207702269593935872

緊急連載「石灰石ペーパー類」は本当にエコか(上)

https://t.co/orgzHCT6D2?amp=1

無知の罪で、軽々しく情報発信をしてしまっていました。

石灰石ペーパーのリスクもあるということです。


ゴミでも、こんなにワクワクするビジネスがあるのですから、やはり、チャンスは、いろいろなところにあります。ワクワク喜ぶことを起業しましょう♪

関連ブログ:ゴミが教えてくれることシリーズ

その1:ゴミ拾い習慣

その2:ゴミ拾いSNSアプリPIRIKAとゴミが教える消費者行動

その3:ビジネス

その4:新しい視点

その5:ゴミビジネスーUber

その6:最近上場したゴミ回収会社

その7:ゴミ回収グローバル企業

その8:デザイン力が変えるゴミ

その9:メルカリはリサイクル企業

その10:海外展開リサイクルチェーン

その11:使えるものは使う

その12:アンティークになる

その13:リサイクルで難民支援

その14:くるま

その15:地球税

その16:ゴミオークション

その17:リサイクル3手法

その18:ゴミ関連アプリ

その19:プラスチックゴミ

その20:海洋プラスチックゴミ

その21:昆虫食とプラスチック

その22:プラスチックと起業家の戦い

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