- Kosuke Tsubota
ゴミが教えてくれること25:プラスチックを減らす
ゴミ拾いSNSPIRIKAによるとゴミ拾いの数が14,005個になりました。14,000個越えました。

量としても960リットルを超えました。2020年までの目標の1,000リットルは無事に達成できそうです。水だったら1トン分、約1年間での1トンのゴミ拾いの達成は、日々の習慣的趣味としては、ちょっと誇りに出来る気がします(笑)
そのため、今まで気になっていましたが、調べてこなかったものを調べました。
1人の年間ゴミ排出量
環境省のデータによると、1人1日当たりのゴミ排出量は1086グラムです。単純計算をすると、年間のゴミの量は約396キログラム、現在の状況ですでに無事に勝っています。日本人男性の平均寿命は、81.09歳なので、こちらも単純計算すると日本人男性が人生をかけて輩出するゴミの量は、32,143キログラムになります。このまま習慣を続ければ、無事に輩出ゴミ以上のゴミを拾えそうです。
来年の2020年は、習慣を続けながらも、生きているだけでゴミ問題という環境問題を創り上げているので、ゴミ削減を根本的に出来ないか?個人としての活動と共に、周囲を巻き込むこと等も含めて考えていきます。ゴミというか、プラスチックを減らすスタートアップを紹介します。
Get Plastic インドネシア
プラスチックが燃料に!プラスチックバス
プラスチックを減らすだけではなく、燃料にする技術を開発したスタートアップ起業がGet Plasticです。ジャカルタ出身の起業家がインドネシアでスタートアップしたものです。ジャカルタではなく、インドネシアである理由としては、ウェブサイトを読むと(英語で記載されているわけではなかったので、Google翻訳の協力を得ました。
そのため、少し間違っている部分あるかもしれません。)インドネシアが世界で2番目に大きいプラスチック廃棄物を出している国であって、その量は上記でやっとこさ1年かけて1トンという小さな単位をはるかに超える、1億8720万トンを超える量ということです。
Greenerationの調査によると、インドネシア人は1年間で平均700個のビニール袋を使用しているとのことです。そして、他のプラスチック製品である飲料ボトルや食品容器からのゴミを除くと、その量は大幅に増えているということで、インドネシアの廃棄物管理のトゥティヘンドラワティミンタルシ局長によると、今年2019年のインドネシアの総廃棄物は6,800万トンに達すると発表しています。
Get Plasticは、「プラスチックの廃棄物はゴミである。」という基本概念を壊して、「プラスチックは、資源である。」という概念を周知することを目的にして、技術開発、技術発展をさせています。現在のところ1kgのビニール袋・レジ袋やペットボトル・プラスチック食品包装などのプラスチックを燃やすことによって、1リットルの燃料を抽出するようになりました。開発者のディマス・バグス・ウィジャナルコ氏(Dimas Bagus Wijanarko)は、実際にジャカルタからバリ島まで、開発した機械をバイクに乗せて、路上のゴミを拾いながら、それを燃やして燃料に変えて、バイクを走らせたとのことです。その距離は、実に1200km、燃やしたプラスチックゴミ130kg、かかった時間1ヶ月になります。すごい技術で、私だったらすぐに広めたくなるのですが、Get Plasticは、資本主義に流されない強い志を持った企業です。
というのも、「燃料になるから」と技術を広めてしまうと、お店で無料でもらえるレジ袋が、無料の燃料になってしまう可能性があるということを懸念していて、技術の普及に慎重に対応していっています。技術に過信することなく、エンドユーザーの動態まで配慮して動いている技術系起業はすごいことです。「プラスチックの削減」というミッションに忠実に、プラスチックの消費が削減されない、または加速するような事態を招くことがないように技術とビジネスのバランスをとりながらコントロールしていっています。今年2019年は、装置をバスに乗せ、プラスチックゴミで走るバスを開発に挑戦するという発表を昨年2018年にしていましたが、無事に成功しました。インドネシアの「ゴミがチケットのプラスチックバス」として有名になっています。まるで、バックトゥーザフューチャーPART2に出てきたゴミを燃料に走る「デロリアン」です。Science Xのウェブサイトでは、今年2019年8月に掲載されたものを翻訳すると( https://phys.org/news/2019-08-trash-tickets-indonesia-plastic-bus.html )1時間のバス乗り放題には、大型ボトル3本、中型ボトル5本、またはプラスチックカップ10本ということです。ただ、ゴミをそのまま持ってきてもダメで、しっかりと掃除してある必要があって、形も潰さないで持ってこないといけないとのことです。また、インドネシアのスラバヤ(Kota Surabaya:インドネシア第二の都市)の運輸当局者のフランキー・ユアヌス氏によると、プラスチックバスは無駄を削減するだけではなく、公共交通機関への乗り換えを促すことで交通渋滞という別の社会問題の解決することも目的としているとのことです。
ゴミでも、こんなにワクワクするビジネスがあるのですから、やはり、チャンスは、いろいろなところにあります。ワクワク喜ぶことを起業しましょう♪
関連ブログ:ゴミが教えてくれることシリーズ
その2:ゴミ拾いSNSアプリPIRIKAとゴミが教える消費者行動