• Kosuke Tsubota

タピオカ起業


すごい勢いで、第三次タピオカブームが、活性化しております。私は、一時的なものだろうと冷ややかにみていたのですが、気が付くとかなりハマってしまっておりました。どれぐらいのハマりぐらいかと言うと、飲んでみて、「あれ?~~店と似ているな」と思って、調べてみると、何とそのお店は自分が創造したお店の姉妹ブランドだったことがあったぐらいです。このタピオカは以外に怖いもので、最もハイカロリーなタピオカミルクティーは、それ一本で二郎系ラーメンと呼ばれるラーメンと同じカロリーになると言われています。実際に、タピオカティー屋さんの横に、油そば屋さんが近所であるのですが、タピオカティー1杯分と油そば1杯分が同じ値段で、カロリーも同じなのかぁと納得してしまいました。そして、カロリーと価格帯よりももっと怖い話が、このタピオカブームでお店を開店したではなく、何店舗も開いていくオリジナルブランドを設立して起業した方々です。

お店一店舗の開業と起業どう異なってくるのか?というのは、またの機会に起業・開業・創業・設立・創設・事業開始の違い等をテーマにして書かせていただきますので、今回は置いておきます。複数店舗を経営し起業した方々に対して、少しタピオカブームにのめり混んだ人間として心配している理由としては、下記三点あります。


1)タピオカ事業に関して参入障壁が低い。

2)タピオカブームのコントロールを誰も出来ていない。

3)経営力が備わっていなくても、ある程度成功できる。


1) タピオカ事業に関して参入障壁が低い。


私の近所でも、タピオカ屋さんが毎月のように新しい店舗が出てきています。それだけならば一極集中と考えられるのですが、隣の駅にも同じように新しい店舗が出てきています。タピオカ専門店が増えていくだけならば、タピオカ業界の戦いで顧客の奪い合いにはならないのですが、タピオカ専門店だけじゃなく、今までカフェだった店舗や普通の飲食店だった店舗までが、タピオカティーを取り扱い始めています。先日、隣の駅のアメリカンカフェによったのですが、そこではアメリカンカフェっぽく「BABO TEA」として出していましたが、列記としたタピオカティーでした。価格帯に関しては、今まで既存のカフェの値段対との兼ね合いがあるので急にあげることができないので、彼らの参入が、今までのタピオカティーの高価格帯を維持できなくなるのかもしれないということです。その上、それらの飲食店舗は、実績が長くて既存顧客を確保できているだけではなく、タピオカ屋さんの多くがテイクアウト中心なものに対して、彼らはテイクアウトと店舗という大きな武器を持っています。価格帯と空間を最大限に生かしてこられた場合、数店舗しか持たない育ちざかりの起業ブランドは戦いが困難になっていきます。これを逆手にとって、数店舗のブランド力を逆に飲食店にレシピやノウハウを提供することで、飲食店舗の価格帯をあげるお手伝いをする方法があるので、まだまだ起業家としては楽しい世界ですが、参入障壁が低く、起業が乱立しているのが心配の原因です。


2)タピオカブームのコントロールを誰も出来ていない。


第三次タピオカブームの火付け役と呼ばれるのが、ゴンチャジャパンの葛目良輔代表取締役社長です。葛目良輔代表は、以前スターバックスジャパンでマーケティングをしていて、スターバックスに行くこと自体が「オシャレ」と呼ばれていたようにタピオカを位置づけして、台湾発症のゴンチャブランドを日本にもってきて展開したと様々なビジネス雑誌で取り上げられております。火付け役は葛目良輔代表だと思うのですが、ついた火が燃え上がっていることが分かっていますが、葛目良輔社長の創造以上の燃え上がりになっていると思います。少しずつ木をくべって、いつまでも大きく火をつけて業界を牽引しなければいけなかったところが、業界が燃え上がり多種多様なタピオカティーが生まれてきていると思います。そして、燃え上がりすぎたために、上記で記載したように、多分野からの参入が加速していっているように感じます。シアトルでのスターバックスと同じ状況が生まれるのではないかと思っています。シアトルで生まれたスターバックスジャパンですが、「オシャレ」と呼ばれていたものが、各信号手前にお店があるような状況になり、希少価値が下がっていき価値が下がったものだと言われています。ゴンチャジャパンも、自己ブランドだけならばコントロールできる部分を、業界が燃え上がり、多様な分野からの参入でスターバックスの価値が下がっていったのと同じような状況になってきて、コントロールがよりきかないようになってきているように感じます。


3)経営力が備わっていなくても、ある程度成功できる。


時流を読むことは起業家としてとても大事なことで、時流に乗ることは成功する起業家として必要な能力です。しかしながら、時流を読むという形ではなく、流行しているからという形で起業した人も利益率が高いために、バブルのような成功がおきて、数店舗までひろげていってしまっていると思います。正直、この時流で稼いで次の一歩が見えていたり、引き際がみえていたりすればとてもいいと思いますが、地に足のついた経営力がない状況でこのタピオカブームが過ぎ去った時のリスクは創造しがたいです。でも、実際に第三次タピオカブームと呼ばれるぐらい、タピオカブームが過ぎ去っていったのも事実で、ブームの見極めが重要です。この一種のバブルをしっかりと読み切ることが出来るのか、過剰なリスクを取り過ぎずに経営力が備わっていっているのかが大変重要なものだと思います。実際にブームになる前に私が飲みにいっていた西荻窪の中国人の方が経営していたタピオカ屋さんやタピオカブームの初期にできた近所にあった(お客さんがあまり入っていなかった)タピオカ屋さんは、勢いのあるチェーン展開しているところに買収されていってしまいました。そういう意味では、今がブームの最中なので、まだブランドが確立しきれていない起業して数年のお店は売却するタイミングなのかもしれません。


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