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  • Kosuke Tsubota

ハゲタカドラマから学ぶ

最終更新: 2019年6月21日


2004年に真山仁氏が執筆し、人気になった経済小説シリーズ「ハゲタカ」。元々は、バブル崩壊時の日本に外資系ファンドが日本企業を買収に走った「ハゲタカファンド」と呼ばれるものを題材とした作品でありましたが、ダイヤモンド社から出版されて、シリーズ化は講談社が実施するぐらいの人気作品で、2007年にNHK総合とBSハイビジョンで映像化され、2009年には映画化、そして、2018年テレビ朝日で再映像化、2019年にもテレビ東京でスピンオフ作品が映像化するぐらいの人気作品です。ずっと読みたいと思っていた作品だったのですが、この度機会があり、2018年の綾野剛主演の「ハゲタカ」を拝観させて頂きました。事前評価サイト等では、綾野剛の迫力が今までの作品と違って、不足しているというような意見などが飛び交っていたが、私としては大変満足する作品でした。

2004年の原作を元に作成された作品ですが、最後は平成最後の夏である2018年に関しては原作者である真山仁さんが描きおろしを書かれた作品で、日本の老舗ものづくり企業の不正会計や不正データ改ざんの問題など、現在の日本が抱えている問題、いや平成で終わらせなければならない日本経済の状況を分かりやすくしている作品で、主演者の迫力の違い等取るに足らない誤差の範囲内だと思われるぐらいできた作品である。


尚、地味な綾野剛ファンである私としては、「仮面ライダー555」で怪人すなわち悪役としてデビューされた方ではありますが、紳士的で静かな風貌から「コウノトリ」等の優しい産婦人科医役を演じた後にこの役を演じられているところに、迫力はかけたとしても、しっかりとした自分の辛い過去や想い出も身体の中に染み渡らせた、軸を感じる役柄を演じていると私は思います。ここまで綾野剛が好きな理由としては、今は亡き経営者の先輩であり、親友であり、兄貴分だった仲間がプロデュースした映画作品で、彼が様々な映画祭で主演男優賞を総なめしていたことがあるので、かなり私情が絡んでおりますが、おススメです。

自分の好きなことを書いた上で、メインテーマに入っていきます。この作品から学ばせて頂ける点は多々あります。どうしても、今のビジネスマンとして無視はできないことなのに、体感することが出来ないバブル期、失われた数十年のことを疑似体験して学べること、外資系ファンドをクビになったとしても実績があれば自分自身のファンドが形成することができることその上、その上自分自身で創り上げていったファンドでも、目的のためには、サンクコスト的思考で退任が出来ること等様々なものがあります。そして、そのような表面的な行動の裏にあるのが、自分自身のチームは自分自身にロイヤリティをもっていてくれ、組織から離れたとしても、考えは理解だけじゃなく共感してくれて行動してくれるということが物語を熱くする。この点に関しては経営者として、また社会人としてそのような人望を自分が築き上げているのかどうか?と鋭い質問を投げかけられる。

そのような学びがたくさんある作品です。正直8話もあるものなので、約8時間の作品、思いっきり没頭して学びをすることもいいですが、何か単純作業をする時に横で流していくだけでも自分自身の学びになる作品だと私は思っています。


2018年映像化された「ハゲタカ」では、(すみません。他のものとは見比べていないので、間違っているかもしれません。)外資系ファンドをクビになり自分自身でファンドを創り上げていくので、国内ファンドになります。ただ、ファンドという方々に自分が実施していきたいものにお金を出していって起業していく起業家としては、本当にファンドに頼った方がいいのか?ハンズオンタイプのファンドに頼る際には、どのようなタイプのファンドにお願いするべきなのか?何に強いファンドがいいのか?資金調達をするのに、どのようにすることが必要なのか?というものもこの作品を通して疑似体験できます。私は、中学生時代から、テレビや映画を観るのを怠っていた人間なので、事業出資を実際に受けたり、ベンチャーキャピタリストの方々と実際に交渉したりすることでそのような面を学んできましたが、映像をみることで、自分が経営していく会社をどのような会社をしていくのがいいのか?どのようなパートナーと組んでいくのがいいのか?等を学べる作品は、積極的にみる必要があると最近では思います。自分が、映画出資をした経験則からの学びでもありますが、作品を映像化するためには、かなりのお金が使われます。下手な作品に出演すると出演者の履歴にも傷がつきますので、ストーリーだけじゃなく、伝わる内容、エキストラの方々にもかなり配慮が行われているものだと感じます。だからこそ、起業家や家業を引きついた方々、また事業化の方々にはこちらの作品をおススメしたいと思っています。



小説からでも起業家は疑似体験し経営に活かせる

映像の分野だけを取り上げておりますが、自分自身としては、起業家は小説からでも学んでいく人種だと思っています。実際に私が起業する際に資金調達する際は、池井戸潤先生の小説を好んで読んでいたことが助けになりました。どのように助けられたかといいますと、池井戸潤先生の作品では、銀行内部の事業がかなり詳細に記載されておりましたので、銀行営業の方々がどのような考えでいらっしゃっているのかを仮説たせることができました。そのお陰で、他行が出してくる条件をお伝えしていくことで、実際に金利がどんどん下がっていきました。私が最初の起業した時は、ゼロ金利政策のタイミングでもなかったので、今ならば比較的出して頂ける金利を引き出し、また措置期間を延ばすことができたのは、単月黒字を達成するのに大変助かりました。

ハゲタカだけじゃありませんが、上記のようにヒットした作品は、必ず裏付けがしっかりとしていることが多く、自分自身が体験しなくても学べることが多いので、教科書関係を読んで学ぶことが苦手な方々でも小説やドラマ、映画等で学ぶことは出来ると思っています。特に映像化するものに関しては、小説よりもかなりの人数と金額がかかるものですので、その地域の文化を学ぶことにも費用対効果がいいものだと思っています。

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