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  • Kosuke Tsubota

医師じゃないから書ける医局制度その17

長くなってきたので、振り返りは下に移動させて頂きまして、さて、本題に入ります。

前回ブログ「医師じゃないから書ける医局制度その16:医局の選ばれる理由:福利厚生」で取り上げた医局が選ばれる理由の「福利厚生」の部分に関しての続きを記載していきます。

もう男女平等雇用機会均等法が制定してから約40年経過していて、脂の乗った活躍している医師は、生まれた時、もしくは入局した時にはすでに法律が出来上がってきているのに、未だに多くの医師が法律に関して理解をしていません。

医師から教授に出世していく中、企業で役職者になった際に役職者研修がありますが、医学部を筆頭とした医局では、はっきりいって役職者研修はございません。そのために、教授になった瞬間にそのような法律のことを知るという状況もおとずれるはずがなく、時代に取り残されたような状況で勤務されています。誤解を恐れずに、発言しますと法律さえ守らない組織ですから、仕事の能力を発揮するために、生活基盤を整備するという考えさえ持っていなく、大学病院内に保育園という活用できるリソースが存在しているのに、医局として活用が出来る環境を創ってあげていないこと等があります。

そのために、大学病院の保育園は、看護師専用の保育園になっているところが存在します。大学病院附属の保育園で黒字化しているところはなく、病院からお金を補填していますが、病院の売上を創る基盤は医師ですので、経済的にも労働の苦労的にも、皮肉を通り越して、滑稽な状況になっています。さて、福利厚生部分を記載します。医局員ではなく、教授が産休育休制度を知らなければならないのには、人事の責任者という役割があるからです。「無知の罪」とも言えるほど罪深い教授の勘違いがあります。関連病院に医局員を異動して頂いた際、その職場で医局員が産休育休を取得した際に、産休育休中の給与を関連病院が支払っていると勘違いしています。

実際には、雇用保険もしくは、共催組合からお金が出ているために、医局員が産休育休に入った際、医局員の人事費用を関連病院が負担しているわけではないのですが、医局としては申し訳ないと判断して、妊娠が分かると病院から大学病院に異動させて、医局員が育休手当がもらえない状況にするだけではなく、保育園戦国時代の今に、育休復帰点を取得することが出来なく、保育園に入りにくくなる状況を創り出します。

創り出した上で、保育園に入ることができないと、努力不足のような対応をして、ベビーシッター等制度が整備されていない、高額のサービスを使用しなければいけない状況を創り出しています。面白いものが、そのような医師をターゲットとした保育園も出来てきています。新宿区信濃町にある「女性医師のための保育園ドクターマム」は、近隣にある慶應義塾大学病院、東京女子医科大学病院、東京医科大学病院、国立国際医療研究センター病院、沿線上にある日本医科大学病院、東京大学病院、東京医科歯科大学病院、順天堂大学病院を対象として完全に女性医師にターゲットした保育園を運営しています。入園金約20万円、月額約25万円、保育園の空きがでるまでの待機児童として登録している期間だけでも月額3万円かかる超高額保育園です。大学病院での給与は安く、下手すると看護師よりも給与が低いこともあるので、ドクターマムに通わせていることで給与が全部消えてしまう、もしくは赤字になってしまって貯金を切り崩している状況もあるということです。「衣食住足りて礼節を知る」と言われますが、衣食住の基本はお金となります。お金という基礎基盤ができない状況で、ハード勤務を求める環境は、産休育休制度を少し知っている教授が出るだけで、少しは困っている人が減らせるのに。。。本当に無知の罪です。


そこをサポートするビジネスも必要です。

やはり、チャンスは、いろいろなところにあります。ワクワク喜ぶことを起業しましょう♪

振り返り

医局が選ばれる理由としては、大まかにまとめると下記7つにまとめられます。

1)地元(実家との距離や関係性など)

→「医師じゃないから書ける医局制度その11:医局の選ばれる理由:地元」にて記載。

2)母校(先輩や恩師・教員や同期など)

→「医師じゃないから書ける医局制度その12:医局の選ばれる理由:母校」、「医師じゃないから書ける医局制度その13:医局の選ばれる理由:母校と部活」にて記載。

3)キャリア形成(留学先や研究費・症例数や関連病院など)

医師じゃないから書ける医局制度その14:医局の選ばれる理由:キャリア形成」にて記載。

4)興味関心(診療科の中でも特に専門分野・研究など)

医師じゃないから書ける医局制度その15:医局の選ばれる理由:興味関心」にて記載。

5)福利厚生(研究の自由度・教育体制の整備や医師の数など)

医師じゃないから書ける医局制度その16:医局の選ばれる理由:福利厚生」にて記載。

6)人間関係(他大学から入局した際の差別、體育會的雰囲気など)

7)上司(教授や構成医局員など)




関連ブログ

医師じゃないから書ける医局制度その1:医局とは

医師じゃないから書ける医局制度その2:人事業務での問題点

医師じゃないから書ける医局制度その3:勤務管理での問題点

医師じゃないから書ける医局制度その4:医局の所属

医師じゃないから書ける医局制度その5:医局の構成

医師じゃないから書ける医局制度その6:医局の構成関連病院に関して

医師じゃないから書ける医局制度その7:医局に医師が集まる理由

医師じゃないから書ける医局制度その8:医局のメリット

医師じゃないから書ける医局制度その9:医局のデメリット

医師じゃないから書ける医局制度その10:専門医取得したいの?

医師じゃないから書ける医局制度その11:医局の選ばれる理由:地元

医師じゃないから書ける医局制度その12:医局の選ばれる理由:母校

医師じゃないから書ける医局制度その13:医局の選ばれる理由:母校と部活

医師じゃないから書ける医局制度その14:医局の選ばれる理由:キャリア形成

医師じゃないから書ける医局制度その15:医局の選ばれる理由:興味関心

医師じゃないから書ける医局制度その16:医局の選ばれる理由:福利厚生


参照

女性医師のための保育園ドクターマム: http://www.drmom.co.jp/