​執筆履歴

My OFFICE​

東京都墨田区両国4-15-6

  • Grey Facebook Icon
  • Grey Twitter Icon
  • Kosuke Tsubota

医師じゃないから書ける医局制度その19

本日は、防災の日です。

もう96年も前になる1923年の関東大震災にちなんで制定されました。目的としては、関東大震災からの学びを継承していくために「政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する」ために制定されました。

皆さまの家及び職場、学校等の防災状況は大丈夫でしょうか?我が家は、災害避難グッズの点検をして、食料品の消費期限が切れてしまったので、確認してよかったという状況でした。また、他に手動式充電器を使ってラジオを聴くなどのことを子供たちと実施したところ、周波数を調べてラジオの音を聴くといのは園児には初体験で大興奮していました。東京都では、職場に防災グッズの備蓄が義務付けられていますが、例によって医局は護っていないことが多いです。というのも、医局員との直接雇用は大学によって法人形態は異なりますが、大学病院であるためです。そのために、医局員の中心的人物が非常勤雇用という状況もあり得ます。

その場合、雇用主である法人は、非常時災害用の防災グッズの備蓄が義務から免れるので、不足しているという状況に陥ります。医療の世界では、無視されがちですが、実はこの防災に関することも福利厚生としての一部として一般企業では考えられています。捉え方は違うかもしれませんが、経費計上として福利厚生費として計上している法人があります。一方、一部の医局の経費関連しか知りませんが、経費計上として福利厚生費用を計上している医局はほとんどありません。教育費用が潤沢だと豪語している医局に関しても、日本の一般企業の100分の1以下でした。医局が選ばれるのに、そこまでみている人はいないよと思われるかもしれませんが、実際に東日本大震災前後では、関係している地域の医局員の数に影響がでました。あまりにもバイアスがかかりすぎるので、比較的首都圏に近い順天堂大学浦安病院を例にしてみると、初期研修医の数に人気な病院でしたが、震災時に病院内に医師の数の毛布等が準備されていない。医師は、滞在しなさいと言われるのに、その医師のための備蓄物が不足していて、医師に対する環境があまりにも悪かったために、その後の初期研修医及び医局入局者数は減っています。「医師じゃないから書ける医局制度その12:医局の選ばれる理由:母校」、「医師じゃないから書ける医局制度その13:医局の選ばれる理由:母校と部活」で記載させて頂いたように、医局を選ぶ際には先輩後輩での情報ネットワークが大変強いために、すぐに影響が及びます。法人側としては、直接雇用している医師の数等は管理することは出来ても、医局単位でいる名誉職である客員教授や、学生とカウントされる大学院生の数は、人事部として把握していないために、備蓄物が不足するという、誤解を恐れずに言いますと情けない結果が生まれてしまっています。

汚名返上、名誉挽回として記載しますと、順天堂大学浦安病院は、新しい病棟を設立して、ハード面から生まれ変わっていますし、災害という大きな問題を乗り越えた病院です。そして、今は以前のような人気に戻ってきていますので、東日本大震災の時のようなことは起きないと考えられます。一つだけ名誉挽回として記載しておきますと、順天堂大学は東京に拠点を持つ病院ですので、手術器具が不足した際には、本院から運ぶという頑張りをみせて、患者さんを護るということを実践していました。

ということで、防災の日にお伝えしたかったこととしては、医局の福利厚生として防災意識や備蓄対応等がどのようになっているのか?というのも考えていく必要があるのではないでしょうか?ということでした。


また、そこをサポートするビジネスも必要です。


やはり、チャンスは、いろいろなところにあります。ワクワク喜ぶことを起業しましょう♪


振り返り


医局が選ばれる理由としては、大まかにまとめると下記7つにまとめられます。


1)地元(実家との距離や関係性など)

→「医師じゃないから書ける医局制度その11:医局の選ばれる理由:地元」にて記載。

2)母校(先輩や恩師・教員や同期など)

→「医師じゃないから書ける医局制度その12:医局の選ばれる理由:母校」、「医師じゃないから書ける医局制度その13:医局の選ばれる理由:母校と部活」にて記載。

3)キャリア形成(留学先や研究費・症例数や関連病院など)

医師じゃないから書ける医局制度その14:医局の選ばれる理由:キャリア形成」にて記載。

4)興味関心(診療科の中でも特に専門分野・研究など)

医師じゃないから書ける医局制度その15:医局の選ばれる理由:興味関心」にて記載。

5)福利厚生(研究の自由度・教育体制の整備や医師の数など)

医師じゃないから書ける医局制度その16:医局の選ばれる理由:福利厚生」「医師じゃないから書ける医局制度その17:医局の選ばれる理由:福利厚生・育休産休制度」「医師じゃないから書ける医局制度その18:医局の選ばれる理由:福利厚生や災害」にて記載。

6)人間関係(他大学から入局した際の差別、體育會的雰囲気など)

7)上司(教授や構成医局員など)



関連ブログ

医師じゃないから書ける医局制度その1:医局とは

医師じゃないから書ける医局制度その2:人事業務での問題点

医師じゃないから書ける医局制度その3:勤務管理での問題点

医師じゃないから書ける医局制度その4:医局の所属

医師じゃないから書ける医局制度その5:医局の構成

医師じゃないから書ける医局制度その6:医局の構成関連病院に関して

医師じゃないから書ける医局制度その7:医局に医師が集まる理由

医師じゃないから書ける医局制度その8:医局のメリット

医師じゃないから書ける医局制度その9:医局のデメリット

医師じゃないから書ける医局制度その10:専門医取得したいの?

医師じゃないから書ける医局制度その11:医局の選ばれる理由:地元

医師じゃないから書ける医局制度その12:医局の選ばれる理由:母校

医師じゃないから書ける医局制度その13:医局の選ばれる理由:母校と部活

医師じゃないから書ける医局制度その14:医局の選ばれる理由:キャリア形成

医師じゃないから書ける医局制度その15:医局の選ばれる理由:興味関心

医師じゃないから書ける医局制度その16:医局の選ばれる理由:福利厚生

医師じゃないから書ける医局制度その17:医局の選ばれる理由:福利厚生・育休産休制度

医師じゃないから書ける医局制度その18:医局の選ばれる理由:福利厚生や災害