• Kosuke Tsubota

医師じゃないから書ける医局制度その33:医局には人事部が必要だ

ごきげんさまです。喜業家つぼたです。

久しぶりに、 「医師じゃないからかける医局制度」を書きます。地味にアクセスは多いのですが、ブログとしての評価は、医療関係のアフリエイトスポンサーから評価が悪いので(爆笑)控えておりました。ブログから収益は上がっていませんし、自分が言いたいことを言うのがブログのいいことなので、再び書きます!


医局には人事部が必要だ!

医師に限らず、看護師も教師も国家資格を持っている職業の方々に言えることですが、「人事部」としての仕事を学ぶ機会がなく、「人事」の仕事をする方々が多いです。個人的には、そのために、知らない間に労働基準法に抵触してしまったり、パワハラ・アカハラ・セクハラ・モラハラ・マタハラ等などをしてしまったりしているのだと思っています。私は看護師の免許を持っているので、看護管理学会という学会に所属しておりますが、看護管理学会で発表されていることの大半は組織論だったり、人事に関することだったりしていて、看護とは別にMBAを勉強した人間としては、研

究レベルではなくて実践レベルで普及しているものを何でわざわざ研究しているのだろう?

と感じてしまいます。看護師に関しては、組織と労働契約をしているから、まだ学んだものや、労働基準監督署が動くことで、改善されたり、第三者の眼が入ったりすることがあります。しかし、医局というものは、今まで「その25:医局はマフィア?」「その26:医局は家元?」と書いていたように、組織としての雇用契約書はありません。

そのために、組織運営としてより経験の蓄積だけではなく、ナレッジも蓄積も共有もされていない状況です。そのために、医局員にとても気を使う教授が出てきたり、逆に教授にとっても気を使う医局員が出てきたり、はたまた教授よりも医局の諸先輩方を気遣うことが大切になってきたりしています。

医局は、人のお陰でなりたっている組織です。医局の運営のためには、人事のプロフェッショナルである人事部、もしくは、人事機能をサポートするものが重要です。


医局を法人化出来ないのか?

人事部を創ると考えると、法人化することが出来ないか?と考えます。実際に、一部の放射線科では、医局を法人化して、遠隔画像診断の仕事を法人として受注できるような仕組みにしている医局もありますが、そのような診療科は稀で、ほとんどが法人化していません。そのために、医局費に関しても、法人と比べるとかなり財務がずさんであったり、逆に医療ならではの、法律以上に倫理規定を作成して、運営が出来なくなるというような状況で財務がきつかったりしています。医局を法人化すると、医局が関連病院に、医師を派遣していることが、医療従事者の派遣違反になったり、所属組織が二つになることでの動労管理が難しくなったりいろいろと問題が出てきます。唯一手段として考えられるものとして、事業協同組合という形式があると思うのですが、そのような複雑な仕組みを創るとなると本末転倒な状況になってしまいます。医局制度の歴史は、前ブログで記載させて頂きましたが、歴史があるのに、新しく出来た法律に即していかずに、無手勝流で医師達が頑張ってきたために、このような問題が起きています。そして、無手勝流で何とか乗り越える能力がある方々であるために、問題が顕在化することなく、潜在問題として隠されてしまって、無給医問題や女性医学生及び女性医師差別問題などが生まれてしまっています。



コロナウイルスで出た法人化されていない問題

また、最近では大学病院の給与は薄給であるために、週休が多く、その休みの日に「外勤」といって、非常勤勤務、即ちバイトを医師の先生方はされているのですが、コロナウイルスCOVID-19の影響で、外勤先即ち、働き口がなくて、お金がなくて苦しんでいる先生方が多いです。医局が、法人だったならば、まだ持続化給付金やセーフティーネット5号を筆頭としたコロナ支援の対象になるのですが、法人化されていないために、支援が行き届いていませんでした。普段頑張られていらっしゃる先生方が、特にコロナウイルスで最前線に立たれている先生方が、そのような経済的な苦労をされているので、私は、先生個人としての持続化給付金の申請のお手伝い等相談にのることをしています。本当ならば、クラウドワークスやランサーズ等に登録されているフリーランスの方々のために、クラウドワークス・ランサーズがコロナウイルスの支援策をお伝えするようなことをするといいと思うのですが、出来ているところは、知る限り全くなく、日本中の医局に何か医局運営として人事部ほどじゃなくても支援することが出来ないのか?と悩む日々です。


やはり、チャンスは、いろいろなところにあります。ワクワク喜ぶことを起業しましょう♪

医師じゃないから書ける医局制度シリーズ関連ブログ

その1:医局とは

その2:人事業務での問題点

その3:勤務管理での問題点

その4:医局の所属

その5:医局の構成



その6:医局の構成関連病院に関して

その7:医局に医師が集まる理由

その8:医局のメリット

その9:医局のデメリット

その10:専門医取得したいの?

その11:医局の選ばれる理由:地元

その12:医局の選ばれる理由:母校

その13:医局の選ばれる理由:母校と部活

その14:医局の選ばれる理由:キャリア形成

その15:医局の選ばれる理由:興味関心

その16:医局の選ばれる理由:福利厚生

その17:医局の選ばれる理由:福利厚生・育休産休制度

その18:医局の選ばれる理由:福利厚生や災害

その19:医局の選ばれる理由:福利厚生や防災

その20:医局の選ばれる理由:福利厚生・医局の雰囲気

その21:医局の選ばれる理由:人間関係・教授

その22:医局の選ばれる理由:人間関係・不倫

その23:医局の選ばれる理由:上司

その24:医師はうつ病になりやすい医局の支援は?

その25:医局はマフィア?

その26:医局は家元?

その27:親の死に目に関して

その28:産休育休介護休業について

その29: 結婚の日程も教授次第

その30:医師が脱局するタイミング

その31:医師が脱局するタイミングその2

その32:医局崩壊

T大学病院とK大学病院





0回の閲覧

​執筆履歴

My OFFICE​

東京都墨田区両国4-15-6

  • Grey Facebook Icon
  • Grey Twitter Icon