• Kosuke Tsubota

名刺の数と人脈は違う


起業前、転職前に様々な異業種交流会に参加して名刺交換をすることを目的にいろいろな人に話しかける人がたまにいます。本人は起業という目標のために、いつかのお客様やお手伝いしてくれる人かもしれないと思って必死で名刺交換を実施しています。必死に自己ピーアールをしているタイプの人もいれば、必死にいろいろな人のお話を聞いている人または、必死に自分と相手の共通点をみつけて親しくなろうとしている人等いろいろなタイプな人がいます。しかし、名刺交換はそこまで起業の第一歩になりません。もしかしたら、相談する相手になってくれる人が出てくるかもしれませんが、それも自分自身の起業の手段やゴールが明確になっていないと生まれません。また、異業種交流会に参加することで自分の起業のアイディアが生まれてくる可能性があると思っているかもしれませんが、そのような他力本願のアイディアは、誰もが思いつくものでそこまで力になりません。アイディアを本気になって実践して、本気になって未来を変えようとしていない限り力にはなりません。名刺交換は、あくまできっかけにすぎず、そのきっかけが起業の一歩と思って全力を注いでいてもただの時間の空回りです。


人脈と人望は違う

そして、名刺交換して手に入れた名刺を自分の人脈だと勘違いする人もいますが、単に相手に連絡する方法の一手段を手に入れたにしかすぎません。はっきりいいます。それはただの情報です。ただの情報は、起業した際にはあまり役に立ちません。人と人とで、しっかりと繋がらないと人脈にはなりません。また、人脈はあくまで手段でしかすぎませんし、人脈を手に入れようとしている人々に魅力的な人はあまりいないのが事実です。「人望」。自分の人望を磨けば、自然と人脈は繋がっていきますし、名刺交換の際も逆に名刺を欲しがる人が増えてきます。人望の磨き方は人それぞれだと思います。まずは、自分が今まで接してきたことがある人の中で、人望があると思った人を思い浮かべてください、そのような方がいらっしゃらなかったら、小説や映画、ドラマ等のフィクションの世界でもいいですし、伝記やニュースなどの間接的な情報で人物像を描いてみて下さい。その方が何で「人望」があると思ったのか?思われるのか?そこを見つめて、自分自身と最もマッチングしていると思われる人望に近づくためにはどのようにすればいいのかを考えてみてください。正直私は、当初人に優しくするや、嘘はつかない等しか思いつきませんでした。それは、人望のための土台でそこから築きあがっていくイメージが湧きませんでした。そこで、一つだけ毎日できるアクションは何か?と思ったのがゴミ拾いでした。私は、毎日ゴミ拾いをしています。NHKでも紹介されたゴミ拾いSNS【※ピリカ】も活用しはじめ、だんだんとハマってきていますが、知らない間に近所にお住まいやお勤めの方に認識されているようで、自分の元気がない時などに「いつも、ありがとうございます。」と声かけられること等があったり、そこから自己紹介をしてステキな会社さんを紹介されることがあったりと不思議と縁がつながっていきました。


自分磨きが大事

何もアイディアが思いつかない時は、起業する場所、留学した場所、様々な地域で実施してきましたが、以外にも効果があるものです。留学先など、語学がまだ堪能でなかった時に近所の人と仲良くなることが出来て語学の練習にもなりましたし、引っ越しして何もなかった家に机やタンス等をいただけたりしました。スモールビジネス起業の場合は、もっと直接的な影響力がありまして、そのままお客様になって下さる方や、お客様を紹介して下さる方と仲良くなっていきました。

人望磨きは何でもいいと思いますが、個人的に私が思っていることは、身も知らない人が思わず「ありがとう」とか「すみませんねぇ」とか思わず声をかけたくなる行動がそれに該当すると思っております。イエローハット創業者の鍵山秀三郎さんの活動等がとても有名なお話ですが、他にも日本電産創業者の永守重信さん等カリスマ経営者がトイレ掃除を実施しているという話はよく耳に致します。それはこの人望磨きに近いことだと私は思っています。イエローハットの鍵山さんの会社の新人研修は、近所の人の家にチャイムをならしにいき、そのお宅のトイレ掃除をさせて頂くものであるというのも行動に焦点があてられておりますが、人望磨きの研修であるのだと私は思います。トイレ掃除もゴミ拾いもすぐに出来ることだと思います。是非とも自分にあった人望磨きをみつけて下さい。私自身の経験で恐縮ですが、人望を磨いての名刺交換と起業する前に迷子のように実施する名刺交換とでは質が異なっていきます。一番不思議に思ったのは、名刺交換をした後ご連絡してくる人々の質が変わりました。特に、起業前後に最も重要になる「時間」という資源を浪費するようなムダな営業をされることがなくなり、「信用」という資源を勝手に浪費されるようなただ同じ異業種交流会に参加していて、そこでお話しただけなのに「~~さんの紹介です。」というようなこともなくなっていきました。(ひどい時には、名刺交換した後にフェイスブックで友達申請してきて、承認をすると、私の友人に、「私の紹介です。」とメッセージを送る人等がいました。)


話がそれましたが、一度の名刺交換で出会ったものは、あまり意味がありません。そこで知り合った方に下手に頼ってしまう癖がつくと「虎の威を借りる狐」の癖がつき、起業家として成長できません。名刺交換は人脈ではありません。人脈は名刺交換ではなくて、是非とも人望で創り上げていってください。そちらの方が起業家としてはるかに成長のスピードも早いですし、軸と質が固まっていきます。チキンな私は全てをスキャニングした後ですが、全ての名刺を捨てました。捨てましたが、仕事には何の支障も起きませんでした。逆に不必要なご挨拶や情報交換時間が減っていき自分の人生の時間の質が高まって気がしています。



※ゴミ拾いSNSピリカ

WEBから紹介文をそのままコピーします。

「ピリカは世界85ヶ国以上で利用されているごみ拾いボランティアSNSです。これまでに拾われたごみの数は1億個以上!あなたも参加しませんか?」https://sns.pirika.org/

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