• Kosuke Tsubota

好きという強みが起業になる時代


先日、先輩起業家とお話させて頂く機会を頂きました。起業家としては先輩ですが、事業分野を拡げられたので、その事業分野に関しては私の方がマニアでお話が盛り上がりました。一緒にお話が出来て有益に情報交換が出来る時間になったことが大変よかったのですが、その時に言われた言葉が何度も心にエコーしました。その言葉は、

「好きには情報量は適わない。」

「マニアとは、その分野で適わない。」


以前、起業する場合は自分の好きな分野を選ぶべきである(起業テーマ:起業するなら)ということをブログに記載したと思います。「好き」ということそのものが、強みであり、好きであるからこそたくさんの情報を収集する手段をオリジナルで築くことができて、情報を多量に浴びているからこその選球眼が自然と育っていく。「好き」というパワーに関するお話です。今回は、お互いにそれを共通認識し、そのポイントで話が盛り上がりましたし、先輩経営者もそのポイントは認識して、だからこそその分野の人を活躍できるようにして、事業化に育てていくのが楽しいというお話になりました。

改めて私が「医療ビジネスマニア」であることが判明する打合せの場になりました。というのも、私自身が訪れたこともない都道府県だったのですが、その地域の医療圏を把握していて、相手の土俵の地域であるにも関わらず、その地域で元気よく活動している人物を知っていたからです。私は野球に詳しくないので、間違っていたら恐縮ですが、野球に例えるならば、シニアの地区大会で活躍しており、全国大会に出場していないチームと選手のことを知っているということです。しかも、その選手と面識があり、その選手の強みと弱みを分析しきってはいないが、何となく分かっている。また、その選手が目指す世界を把握して、その世界に目指して選手がどの分野で努力をしているのかをウォッチングしていて、このような挑戦をしたら声をかけたい選手になる。というようなあまり推奨されている仕事ではありませんが、まるで高校野球のスカウトのような情報を医療分野でもっているということです。


野球にここまで例えてきたので、お話すると東洋経済等が毎年病院ランキングを都道府県別等でも掲載するのですが、私はその情報を甲子園出場校予測や甲子園出場校の情報のようにウキウキしながら読んでいます。また、雑誌事にランキングを出す分析手法がこのように異なっているから評価が異なったりランキングが異なったりすることを知っていることを楽しんで知らず知らずのうちにやってしまっていることに価値があるということです。ある意味、誰からも求められていませんし、研究しているわけではないので、ただの浪費です。

正直言うと、医療マニアは、鉄道マニアよりも市民権がなく、鉄道が「乗り鉄」(鉄道に乗るのが好きな方々)「撮り鉄」(鉄道の写真を撮影するのが好きな方々)と分野が分かれているのに対して、医療マニアは、病院に関しても、医療ビジネスに関しても一緒に盛り上がってくれる人がいません。私の中では、経済産業省の中にヘルスケア産業課が生まれた時なんかは、新しい新幹線が通過したぐらいのワクワク感と盛り上がりたい話題がいろいろあったのに誰も相手にしてくれませんでした。たまに旅行する時に、温泉の中でおじい様方と病院について話が盛り上がれるぐらいです。そのおじい様が地元の方でも、同じような旅行者でもどの地域でも病院に関してはウキウキ話をするので、そのような場面でしかお話が出来ません。


経済コメンテーターの森永卓朗さんなんか、グリコのおもちゃに関する図鑑などを出版しています(左横参照)。私は、書籍化することはできないので、お蔭様で製薬企業からMR教育のコンサルティングや講演、医療系人材紹介業からアドバイザーや担当エリア設計、サプリメント会社から販売戦略の相談や輸出入の相談など多様なお仕事の話は頂けますが、純粋にマニアとしてお話する人がいないのが寂しいところです。

と、私のことに話がそれてしまいましたが、今回先輩経営者とお話して分かったことは「マニアやその分野が好きな人ほど強いものはない。」ということです。

「マニア」「好き」という強み

改めていいます。「好き」というのは、それだけで能力なのです。私のように換金戦が高いマニアは、自分の好きなものでお金にしてしまっていいのか?というようなアーティストのような悩みがつきないですが、起業家としては絶対的な強みになります。


実際に「マツコの知らない世界」という番組では、「餃子」や「タピオカ」等誰でも好きなものにもっとハマっていった方々がとりあげられています。そして、この番組でとりあげられた方々は、以外にもその分野の第一人者としてお店から相談やコンサルティング案件を頂けるようになって育っていった方々がたくさんあります。自分の好きな分野関して、自分よりすごい人がいたとしても、新しい切り口を一つ加えるだけで、第一人者になれます。先日「タピオカ起業」というブログを記載させて頂きましたが、タピオカに少しはまった人間として私は、先ほどの「マツコの知らない世界」に出演された「タピリスト」の方々には、叶わないと思っていましたが、彼女らはユーザーとしての目線に洗練されており、私のように「経営者」や「マーケティング」の視点が欠けているので、十分私のタピオカの話だけでも一時間以上楽しくきいていられるよと何名かの私がタピオカにはまっていると言える親友たちからは言われました。マニアというものは、「ユーザー」視点だけじゃなくて、「ここをもっとこのようにしたら嬉しいのに」「こうすればもっと人気がでるんじゃないかな、でも人気でるとちょっと寂しいな」と自然と改善点と自分の想いが交差していってしまう人々です。


欧米諸国だと「マニア」ということに、尊敬されることが多いのですが、日本国内だと「マニア」を「ヲタク」という比較的差別的分野に押し込めて能力発揮が出来ない人が多い気が致します。起業家は是非ともその参入してこないギャップを武器として活かして、自分の好きな分野で挑戦していっていきたいと思います。不思議なことに今までは、経営者の魅力で起業がなりたっていた時代今ではインターネットのお陰で、法人名やハンドルネームで挑戦が可能な時代です。繰り返しになりますが、是非とも挑戦していって欲しいです。法人名でも、法務局に行けば名前がばれるじゃないかと思う人がいらっしゃいましたら、私が匿名にするお手伝いはさせて頂きますので、是非ともあなたのその能力を社会の活性化に活かして頂きたいと思います。

いろいろな話に飛んでしまいましたが。今回、先輩起業家とお話をして改めて「マニアには適わない」という共通言語で盛り上がりました。「マニア」というのは本当にすごい強みです。是非ともマニア力を生かして、世の中にその魅力を発信していって頂きたいと思います。

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