• Kosuke Tsubota

新しい感染症

ヘルスケアビジネスを支えているのは、人々の健康への関心です。

一方、医療ビジネスを支えているのは、誤解を恐れずに言うと病気です。人類に影響を及ぼした比較的新しくて古い感染症、HIVエイズを筆頭に新しい感染症を整理してみます。


世界を変えた病気HIVエイズ

宇宙船地球号という考え方を使用すると現在約70億人の乗組員がいますが、本来ならばもっと多くの乗組員がいる予定でした。

そして、地球上の食糧問題及び水問題など飢餓や公衆衛生上の危険はもっと高まるはずでした。その予測を裏切らせた原因である病気がHIVエイズです。どれぐらいの影響力かというと、出生率25%を誇る南アフリカでは、1990年代に、今らから約5年後の2025年に8000万人の人口になることが予測されていましたが、HIVエイズの大流行により現在では約3500万人の人口になると計算されています。2分の1以下の人数にされています。予想人口数からの数値なので、大きな問題になりませんでしたが、実際に国や大陸の人口が2分の1以下になったと考えると2009年に問題に起きたパンデミックであるスワインフル世界的流行問題、通称「豚インフルエンザ」正式名称「A(H1N1)pdm09型インフルエンザウイルス」どころの騒ぎではすまない、凄まじい影響力だということが分かります。また、パンデミックトラブルになったきっかけであるスペイン風邪は1918年から1920年で約4000万人から約5000万人が亡くなったと言われています。南アフリカを襲ったHIVエイズの人口減少は、スペイン風邪に匹敵します。ちなみに、この南アフリカの人口は2006年に発表された際には4420万人のうち550万人がHIVエイズに感染していると発表されています。人口の重要性は、日本では人口減少による経済的な問題などがいろいろと話題になっていること、結果的に自国の成長力の首を絞めることになってしまいましたが、一人っ子政策を実施した中国の対策などをみるとどれぐらいの重要性があるものかが分かります。


ちなみに、人口予測数値ではなく、実際に死亡した患者数でいうと6800万人が感染して2800万人の方々が亡くなられています。あまりにも大きな数値だと実感が出来ないものですが、この数値は第二次世界大戦で亡くなった人の数に匹敵しています。その感染傾向は未だに衰えることなく、1年間で360万人~660万人が感染してどんどん広がっていっています。1日で計算すると、1日で1万人から1万5000人の方々が感染しています。もっと具体的なイメージを持てるようにすると北海道約550万人、関東圏でも千葉県やく620万人が1年間で全員HIVエイズ患者さんになってしまう数値です。国家単位でも、クロアチアが約415万人、デンマーク約574万人ですから、1年で全ての国民が感染してしまうというスピードです。感染力の強さのイメージができたと同時に、リスクも知って気を付けて頂ければ幸いです。


気を付けるべき新しい感染症

ただ気を付けなければいけない感染症は、HIVエイズだけではありません。ここ20年で新たに国際的に気を付けるように注意喚起されている新しい感染症を下記に列挙します。

感染症一覧

  1. SARS

  2. 大腸菌O-157

  3. 西ナイル熱

  4. サル痘(天然痘の1種)

  5. ライム病

  6. ラッサ熱

  7. ハンタウイルス肺症候群

  8. クロイツフェルト・ヤコブ病(狂牛病)

  9. クリプトスポリジウム 症( 寄生血病)

  10. 鳥インフルエンザ

  11. ニバウイルス感染症

  12. エボラ出血熱

  13. デング熱

  14. デング出血熱

  15. レジオネラ症

  16. リフトバレー熱

  17. ヘンドラ・ウイルス感染症

  18. チクングニヤ熱

  19. マールブルグ病(ミドリザル出血熱)

  20. 黄熱

  21. 日本脳炎

  22. 髄膜炎菌性髄膜炎 - FORTH

名前をあげてみて、数を数えてビックリしましたが、ここ20年で20以上の感染症が流行しています。毎年1つずつ危険が増えているわけじゃなく、それ以上のスピードで危険が増えているのです。日本脳炎など再興感染症と呼ばれるものもありますが、新興感染症の脅威も治療方法としてだけじゃなく、公衆衛生的対策としても確立されていないので、無視することは出来ません。製薬企業等が解決策を創ってくれるのかと思うと、HIVエイズの薬での動きをみると多額の開発費用を費やして開発した薬を、人命救助のためと特許を支払わずジェネリック医薬品を開発してもいいと国策として実施してしまう国などがいることから、資本主義的に開発に対して費用対効果が悪い薬として位置づけられてしまっているので、製薬企業ではなく、強い想いをもってリスクを背負って開発しているベンチャー製薬起業に委ねられている現状です。しかしながら、ベンチャー起業は、製薬企業が持つ開発手法から特許までの知財戦略でおさえられてしまっているために、なかなか自由に開発することが出来ないというがんじがらめな状況になっています。上記にあげた病気では、ナイル熱やチクングニヤ熱等は動物媒体病気に該当します。日本国内では、農林水産省管轄に該当していくので、感染症対策が厚生労働省と連携をとって活動していくことが困難になっていたりします。獣医師免許と医師免許が、農林水産省管轄と厚生労働省管轄で異なっていることも起因してきます。そのようなことを考えていくと、災害だけじゃなく、感染症という驚異があることを考えると自分自身自らの身で健康を守っていくことの重要性が分かります。というのも、やはり自分自身の身体の免疫力が高いとそれだけで、感染するリスクは減るというものです。

自分自身の身体の健康を創り上げるということ、そして身体だけじゃなく知識は最大のサプリメントです。知識を活用するためには、落ち着いた精神力が重要ということですので、心技体を整えるが、災害及び感染症対策に一番の重要であるということです。


最期に

最近の日本は、感染症輸出国という汚名があります。というのも、風疹を筆頭とした本来ならば国策として感染を制することができる病気が流行してしまっているところがあるからです。

ここまで国際的に感染症のリスクが高まっていることを踏まえて、改めて身を引き締めて自分の健康を自身の手でケアして頂きたいです。そのような視点からのサービスも求められる時代かもしれません。


やはり、チャンスは、いろいろなところにあります。ワクワク喜ぶことを起業しましょう♪

​執筆履歴

My OFFICE​

東京都墨田区両国4-15-6

  • Grey Facebook Icon
  • Grey Twitter Icon