• Kosuke Tsubota

生き残り戦略セミナー

最終更新: 2019年7月3日

先月、「生き残り戦略セミナー」というタイトルで講演依頼を受けて、お蔭様で、大雨の中、ほぼ満席な状況でお話をさせて頂きました。講演の内容をここで記載するほど無粋なことはないので、講演を通して逆に私が学ばせて頂いたことを記載しようかと思います。

タイトルがタイトルなものなので、ほとんど経営者の方々が参加するセミナーだったのですが、講演していて各々の人から感じられるものが違い、不思議なものですが、「経営者」の定義が人それぞれだと感じました。失礼な話ですが、数名ですが経営者になりきれていない人がいる気が致しました。

例えると、クリエイターやデザイナーの方が独立して事務所を経営していかなければならなくなった時は、デザイナーという役割だけではなく、経営者という役割がついてくる。そのために、自分自身が創りたいものを意識して、独立するのか、就職するのかはたまたチームを創るのかを考えます。料理人の独立も同じようなもので、料理だけを考えるのではなく、独立すると、原材料の選別から納入や料理にあうお酒や飲み物まで、お客様に提供することや、お客様の回転率と満足度、スタッフの満足度から何から何まで全てを考えなければいけなくなります。デザートはどこかのお店のものを取り寄せたという形で、考えて創っていないように思われるかもしれませんが、デザートは「作らない」と選択・決断をして、その決断の上で、どこのお店の何を出すかを考えているのです。もちろん中小企業では、経営者100%ができなくて、経営者50%現場でサービスを直接提供する50%という人もおります。そのような方々はたくさんおりますが、経営者として「自分」というリソースを50%現場に廻し50%で経営をしていくという決断しています。

全ての責任を自分が背負うという覚悟を持っているように感じます。その感覚がある人とない人というのは、自然と感じるものな気が致します。このようなことを偉そうに記載していながら、自分自身も起業家として経験値が少なった際は、他責にしていたり、忙しいことを理由にしたり、自分より大きな社会の流れが悪いと思っていたり、いろいろと逃げていた気がして恥ずかしいのは山々です。

もしかしたら、起業家としての「自分のやりたいことをやる!」「サービスを提供する!」「組織を大きくする!」といったような意志は感じていたので、「生き残り戦略セミナー」というタイトルにこられた方々にしては。。。という本当に小さなズレが生じたのかもしれません。

でも、このタイトルに引き寄せられていらっしゃる方々で、大きな企業の方々がサービス提供している地域でも、長く地域に根差してサービスを提供してきた方々でも、「戦術」レベルのものではなく「戦略」レベルでものを考えなければならない感覚が致しました。失礼なことに、聴講者の方々からヒアリングして準備していた資料に不足していた部分に関しては「戦略」レベルではなく、「戦術」のご紹介で終わってしまったのが少し悔いが残るところですが、「戦術」レベルを求められていた方々もいらっしゃったので、時間通りに終了したことや終了後にご相談のご連絡を頂いた件数を考えると講演は及第点であったと思います。講演のことは横におき、経営者として「戦略」レベルの失敗は「戦術」で取り返すことはできません。

必要なサービスであったとしても、収支があわなく続けていくことが難しいサービスならば、この社会状況の中に「生き残る!」という強い意志を持って「戦略」をたてなければならないものだと改めて思います。それは、自分自身に求められる「経営者」レベルを考えて、今の自分がどれぐらいのものなのか?という辛いギャップを受け入れて、成長していかなければならないぐらい大きなものから、単純に業界分野の知識が足りていないという小さなものまであると思います。

「ダイヤを磨くにはダイヤしかない。」という言葉がありますが、「経営者のレベルを磨くには、経営者しかいない。」ものであると思います。もちろん、現場をおろそかにしていいものではありませんが、自分自身の経営力、会社内だけではなく、業界内情報や社会情勢、世界の状況をどのように自分の会社の経営に生かしていくのか等は、自分自身の経営だけではなく、外に出て他に実施している経営者やメンターとなる方と真正面に向き合っていかないと磨かれません。戦略もしっかりと文字に起こして、自分自身で客観的に読み直す、他の人に見てもらうなどしていかないと磨かれません。

上記で例えた料理人で例えると、自分が良いと思った味でも、それがお客様含めて全員に受け入れられるとは限らないですし、それだけではなく、同じく良い味だと思ってくれていても、それで値段が上昇してしまっても受け入れられなくなっていきます。料理人よりもっとシビアなのが、同じく上記で紹介させて頂きましたクリエイターやデザイナーの方々は、評価軸がなかなかなく、金額や努力などが理解されないので、難しいかもしれません。

ここまで文章にしてきたから分かってきました講演していた時の違和感ですが、もしかしたら経営者自身の生き残り方や生き方が決まっていらっしゃらなかったために経営者感覚を感じられなかったのかもしれません。

自分という経営者はどのように生き残っていくのか?サービス提供先を大きくしていくのか?サービスの質を高めていくのか?スモールビジネスオーナーとして生き残るのか?ある程度の大きさにしたら他のサービス会社と組み合わさるようにしていくのか?経営者として自分自身の生き残り方、生き方を明確にしないと、会社そのものの生き残り戦略、会社が提供しているサービスそのものの生き方等が明確にすることは難しいと思います。今は、考えずにそこで切磋琢磨ビジネスをずっと続けていけばいいという時代ではありません。時代の変化という誤差をとりいれられるあそびを創りながら、経営者としての生き残り戦略や生き方を考えて頂ければと思います。

といっている自分は、最近やっと自分自身の生き残り方について考え方が固まってきたばかりなので、一緒に考えていければうれしいです。

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