• Kosuke Tsubota

訪問看護を嫁にだす(訪問看護の婚活1)

最終更新: 1月21日

2019年の自分にとってのビックトピックは、創業会社の退職でした。

2020年の目標をたてるのにあたって、

目標はnoteにてnote書き初めにて記載しました。(https://note.com/kosuketsubota/n/n9ceac20f25ac)

2019年を振り返って、自分の整理整頓が未だについていないことを認識しました。会社の設立日や訪問看護ステーションの開業日、そしてスタッフの結婚記念日や誕生日、それだけじゃなく、スタッフの子供の誕生日が一年間の間にたくさん散りばめられています。

そのために、忘れることが出来なくて、でも思い出しても、何も出来ない自分が歯がゆくて、ちょっと寂しくて、好きな学校を卒業した気持ちと失恋した気持ちが入り混じったような気持ちが残っていました。先日、自分も一部執筆させて頂いた書籍「「経営感覚」と「看護の心」を両立させる! 組織づくりとマネジメントの鉄則: 経営に貢献できる:メディカ出版:2014/12/4 大島 敏子/日本看護連盟会長 (監修)」を目にして、しっかりと卒業論文を形にしていくことにしました。


創業者にとっての退職

こんな悩みを持っていますが、創業者にとっての退職というのは、贅沢なものだと言われています。創業経営者は、突然亡くなっても、法人は生き続けます。そのために、創業者にとって組織は、大きくわけて下記3つの道しかありません。

  1. 倒産(撤退含む)

  2. 廃業

  3. 後継

3つしかないのですが、経済産業省中小企業庁のデータによると起業1年での法人の廃業率は20.4%、100人に20人は1番の「倒産」を経験します。そして、起業3年で法人の廃業率は、37.2%で、同じく37人は1番の「倒産」を経験します。もう少しみると起業5年の法人の廃業率は47.3%で、同じく47人は「倒産」を迎えます。5年生存率が52.7%というルーレットで赤か黒、どちらに賭ける?というような怖い世界です。

そこからもう少し長くみて、起業10年になると廃業率は74%で、生存率26%になります。100人起業すると、10年間続けられる人が26人しかいません。(参考サイト:http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/h18/H18_hakusyo/h18/html/i1220000.html)そのような状況の中に、日本経済の深刻な問題として各省庁・各地方自治体などが一生懸命支援している後継者不足の問題です。問題解決が困難すぎるために、解決ではなく、そのために、次の選択肢が普及してきました。

その選択肢というのが、周囲に迷惑をかけずに終わらせて退職が出来る2番の「廃業」という選択肢です。この「廃業」という選択肢も、全てが終了するので「退職」が出来ます。そして、一番の嬉しい状況が、創業したものが自分以外の誰かに引き継がれていく3番の「後継」になります。「後継」による「退職」が一番の幸せです。

と、自分に言い聞かせていますが、自分で選んでおきながら「退職」という選択肢は、語り出したら止まらないぐらいに気持ちと、眼から水が溢れ出します。ドライアイ予防⁉


ここまで、書いていて分かりました。嬉しいのに、哀しくて、切ない。そして寂しい。


あ。。。

きっとこれは、愛娘を嫁に出す親の気持ちです。


私は、訪問看護ステーションを嫁に出したんです。

この言葉にしっくりきました。愛娘である訪問看護ステーションが、上記の1番のように亡くならなくてよかった。2番のように看取る状況にならなくてよかった。3番の結婚になってくれてよかった。

  1. 倒産→突然死

  2. 廃業→看取り

  3. 後継→結婚

少し、ほんの少しですが、表現がみつかったことで、心が落ち着いて、何となく心が楽になってきました。

この想い出をたくさん思い出してしまうのは、嫁に出した愛娘の誕生日を愛娘抜きでお祝いすることになったり、愛娘との想い出溢れた場所やモノに感傷していたりしていることと、きっと同じなんです。結婚式で、ついつい泣いてしまう新婦のご両親とのやりとり、それが私と訪問看護ステーションとの関係にありました。


って言いきっていますが、突然脳内スタッフが語り掛けてきました。


「気持ち悪い」


って、確かにこのような、片思いのような表現に関して、当時の仲間から「気持ち悪い」って突っ込まれていました。訪問看護ステーションのことを、メンバーやスタッフじゃなくて「ファミリー」って呼ぶことにしよう!と提案した時にも言われました。その時の声色・表情・雰囲気がよみがえってきます。

言われそう。。。。ということで、スタッフからは、違うようにみえるところもあると思いますが、そこはそこで、ご愛敬で勘弁して下さい。


ということで、これから私の訪問看護ステーションを嫁がせたお話をスタートしていきます。


その前に、突然の結婚式の話だけでは、CM等の短編集にはいいのですが、学びや知見・後世に繋げられないものなので、折角なので訪問看護ステーションを産んで(設立)、育てて(経営)そして、嫁ぐという形で全てを表現していきます。


ちょっと公開の場所では書けないと思ったものは、オンラインサロンや会員制ブログもしくは会員制メールマガジンなども検討していきます。

順番に関してですが、都度、講演依頼を頂いたり、教員のご依頼を頂いたりしていますので、そこでの質疑応答やウェブなので質問やご意見を頂いたものなどで順不同で記載していきます。

また、貴重な経験をさせて頂いたお陰で、訪問看護ステーションだけではなく、医療機関の事業継承のご相談なども受けるようになってきましたので、そちらに関しても関係しそうなところは取り扱っていこうと思っています。

質問がありましたら、ご気軽にご連絡頂ければ幸いです。また、経験を元に、倒産・廃業・継承のご支援もさせて頂いています。嫁いでいった娘のことを考えてしまうので、2019年はお断りしていましたが、しっかりと向き合うために2020年は門戸を広げることにしました。公式な質問だけではなく、個別相談も承りますので、何卒よろしくお願い致します。


だって、愛娘の結婚相手を調べるのって公の場所ではできませんもんね

そして、愛娘から「連絡がないのは無事の証拠」といいますが、ちょっと心配ですからね


関連ブログ:訪問看護の婚活シリーズ

訪問看護の婚活1:訪問看護を嫁にだす訪問看護の婚活2:訪問看護の看取り訪問看護の婚活3:訪問看護の延命責任



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