• Kosuke Tsubota

青森代表:青森慈恵会病院

最終更新: 2019年8月13日

甲子園に合わせて全都道府県を紹介したかったのですが、間に合いませんでした。

青森県代表八戸学院光星は、10回目の甲子園を二回戦に勝ち進んでいます。8月12日第三試合に奈良県代表智弁学園と戦います。さて、その青森県と聞くと頭に浮かび上がってくるのが一般社団法人慈恵会青森慈恵会病院です。青森県の医療というと、日本一の短命県の汚名返上するために、青森県とGEヘルスケアジャパンが共同で実施しているヘルスプロモーションカー(小型ドクターカー)の活動です。

47都道府県一の短命県という状況でありますが、青森県は一時期、一エリアで医療費が少なくて賞賛されている場所がありました。しかし県全体でみると、近隣に医療機関がなかったために、通院レベルの医療をしていなく、外来医療費が少なかったということが分かりました。通院出来ていなかったために生活習慣病が進行し、入院医療費が入院施設がある場所で計算されていたことが分かった地域です。そのために、「ヘルスプロモーション」が重要だということで実施したプロジェクトということです。私自身は、こちらの活動をヒアリングさせて頂いたことや青森県立保健大学等には足を運んだことがあるのですが、実は青森慈恵会病院には伺ったことがありませんが、先進的な活動をしている病院として気になっています。

一般社団法人慈恵会

医療法人ではなく、一般社団法人で活動をされているところから、組織として戦略をもって行動をとられているのだと感じられる一般社団法人慈恵会さんです。病院は、一度耳にしたら忘れられない「青い森病院」と「青森慈恵会病院」を経営していますが、それだけに留まらずグループホームに、健診施設・通所サービス・老人保健施設・住宅型有料老人ホームに、訪問看護ステーションや訪問介護看護ステーション等、医療から福祉、施設から在宅、一気通貫的に地域を住民の方々の健康と生活を護っている法人です。それだけに留まらずキャッチコピーに「もっと心のこもった”地域医療”と”地域福祉”を。」としています。

地域の高齢化とサービスニーズにあわせて、医療保険制度・介護保険制度内の提供しているサービスをどんどん拡充していっているだけでも大変なぐらい成長スピードがすごい法人ですが、保険制度外にも患者さんに必要だと思われたものは、どんどん取り入れていっている病院です。その一つが音楽療法です。日本国内の音楽療法は、聖路加国際病院や一部のホスピス等で実施されていますが、音楽療法士の活動はあまり知られていません。青森慈恵会病院では、音楽療法を導入しただけではなく、音楽療法士の佐藤由美子さんが音楽療法活動を発信していることを応援されています。


音楽療法士の資格について

日本で、主流の音楽療法は、一般社団法人音楽療法学会が教育プログラムを作成し、認定している民間資格となります。2年前に亡くなられた最年長医師、元聖路加国際病院病院長の日野原重明先生が中心となって活動されていた学会です。日野原重明先生の活動のため、音楽療法というと聖路加国際病院の名前があがってきます。現在、こちらの学会で運営している音楽療法士の資格を国家資格にしようと活動しています。しかしながら、一般社団法人音楽療法学会以外でも 全国音楽療法士養成協議会 日本インストラクター技術協会等各団体が各々音楽療法士という資格を発行されています。

また、日本単位でなくても、県単位で音楽療法士会を創って、音楽療法士という資格を発行しております。そのために「二か月で音楽療法士になれる」というような簡単に取れる資格にする団体もあれば、しっかりと結果を出さないと意味がないという厳しい団体もある状況です。一方、青森慈恵会病院で活動されている佐藤由美子さんは、質が担保されているアメリカ認定音楽療法士の資格をお持ちです。アメリカの場合も同様に民間資格でありますが、CBMT(Certification Board for Music Therapists)という1つの団体から出されている資格で質が担保されています。アメリカでは、日本の都道府県でだされている准看護士の資格のように州単位で看護師免許も自動車免許も発行しています。アメリカ認定音楽療法士の資格は、全ての州ではありませんが、認定している州があります。


佐藤由美子さん

佐藤由美子さんは、アメリカ認定音楽療法士の資格を取得し10年間アメリカの病院で実践してきた方です。プロフィールを下記コピーします。

「ホスピス緩和ケアの音楽療法を専門とする米国認定音楽療法士。バージニア州立ラッドフォード大学大学院音楽科を卒業後、オハイオ州のホスピスで10年間音楽療法を実践。2013年に帰国し、国内の緩和ケア病棟や在宅医療の現場で音楽療法を実践。その様子は、テレビ朝日「テレメンタリー」や朝日新聞「ひと欄」で報道される。」(ハフィントンポストより)

まとめ

音楽療法士のことで、青森慈恵会病院の話が飛びましたが、新しい医療を取り入れる病院は多々ありますが、医師以外の資格でしっかりと実績とエビデンスを追及して取り入れる病院は少ないです。その中、日本国内で音楽療法士という言葉が曖昧な資格となっているところに、アメリカ認定音楽療法士の資格保持者で10年の実績を持った人を採用し、音楽療法を導入したのは、青森慈恵会病院のすごさだと感じます。また、このような保険外のサービスを取り入れることに柔軟に対応できる、変化対応力が高い病院だと感じています。

音楽療法だけではなく、メディカルコーチング等の導入などいろいろと新しいことへのアンテナが高く挑戦している病院です。


やはり、チャンスは、いろいろなところにあります。ワクワク喜ぶことを起業しましょう♪


参照

一般社団法人慈恵会: http://jikei-kai.org/

一般社団法人日本音楽療法学会: https://www.jmta.jp/

Certification Board for Music Therapists: https://www.cbmt.org/

ハフィントンポスト佐藤由美子: https://www.huffingtonpost.jp/author/yumiko-sato/


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