• Kosuke Tsubota

2018年ベスト書籍:世界の哲学50の名著

今更ながら昨年2018年のベスト書籍を紹介します。

リベラルアーツが重要と言われる世の中で、この書籍を読んでおいてよかったと思う点が多々生じてきたこと。また、この書籍を読んでいたおかげで、今読んでいる歴史の本や制度の本の根底が理解出来ているということを体感したので、自分の記憶の引き出しを作り直すために取り上げます。


世界の哲学50の名著 エッセンスを究める T・バトラー=ボードン

2014年2月 ディスカヴァートゥエンティワン

※書籍にちなんで、写真は哲学家ソクラテスです。


現在は、昨年2018年12月に新装版として出されたものに変わったということですが、私は2014年の初版を拝読させて頂きました。手にしたきっかけは、2014年に書店を歩いていた際に、知り合いの出版社ディスカヴァートゥエンティワンの社員の方と偶然顔を合わせて、最近出版した書籍の中で一番のおススメ書籍を紹介して頂いたところ、こちらの書籍を紹介して頂きました。

正直、約700ページの分厚い本を紹介されるとは思っていなかったために、利益率重視?とか勘ぐってしまったぐらい、購入することを躊躇致しましたが、ここで購入しなければ一生出会わないし、正直ちょっと格好つけたくて、その本を追加して目の前で購入致しました。急に700ページの書籍がカバンに追加されたので、私のカバンは悲鳴をあげていましたが、持っているだけで、勝手に少し知識人に近づいた気になっていました。2014年は独立起業してまだ2年目で、ゆっくりと読むことはなく目を通すぐらいで終わっていたのですが、去年2018年子会社というものを生まれて初めて設立した際に、「会社というものは、自分の器以上に大きくならない。」という言葉が耳に残り、経営学ではなく、もう少し深く物事をとらえられるようになるためには哲学かと思い読み直しました。読みだすと予想を大幅に良い意味で裏切られ、自分の軸をしっかりと作り直す、土台を作り直すのに重要な書籍だということに気が付き精読致しました。

2018年年末によく、今年のベスト書籍は?という会話がされたのですが、周囲は「ティール組織」(当ブログで2019年6月ベスト書籍と紹介)と話される方が多かったのですが、一部では新装版で読まれていて、こちらの書籍を上げる方もいらっしゃいました。


世界の哲学50の名著 エッセンスを究める

私の周囲だけではなく、実際に世界的にも書籍の評価は高く、原著" 50 Self-Help Classics: 50 Inspirational Books to Transform Your Life"は2001年にオーストラリアで出版され、2003年にイギリスとアメリカにて出版され、翌年2004年にはアメリカでベンジャミン・フランクリンアワード(1983年から続く、その年で一番良い書籍を選別する賞)を受賞致しました。

それだけではなく、様々な賞を受賞し、「哲学の最高の入門書」といわれ、現在では、23か国語に翻訳されています。日本語版は、ディスカヴァー・トゥエンティワンが2014年2月に出版したのが一番最初です。分厚く豊かな内容に関わらず、シリーズ化され現在では、「世界の心理学50の名著 エッセンスを読む」「世界の経済学50の名著」「世界の政治思想50の名著 エッセンスを論じる」「世界のスピリチュアル50の名著 エッセンスを知る」「世界の自己啓発50の名著 エッセンスを読む」「世界の成功哲学50の名著 エッセンスを解く」とどんどん出版されています。シリーズ化のすごいところとして、哲学で取り上げた方を政治思想で取り上げたいが、そちらをお読み下さいとされ、哲学で取り上げた方のお弟子さんを紹介されているところなどが単体作品としての出来栄えだけではなく、シリーズ作品としても出来栄えがよく読み応えがある作品となっています。

著者:トム・バトラー=ボードンさんってどんな人?

自分のミッションはシンプルだ。「人にもっと知ってもらいたい」ことだ。と自己紹介されるトム・バトラー=ボードンさん。オーストラリアに生まれ、シドニー大学で政治学と歴史学で学士を取得後、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで国際政治経済学の修士号を取得している、現在売れっ子のノンフィクション作家さんです。今回、紹介した書籍がトム・バトラー=ボードン氏の処女作となりますが、学ぶことで人生をいつからでも豊かにすることが出来ると頼もしい方です。

トム・バトラー=ボードン氏インタビュー

書籍の魅力は?

正直、一冊、一冊読みこんでいくのも大変な書籍をまとめられているのが一番の魅力です。また、書籍を読みこんでいくのに必要な、著者の経歴や生い立ちを含めて紹介して下さっています。また、その時代にうまれた書籍によって、歴史的に他にどのような書籍が影響を受けたのか?等がしっかりと説明されています。まるで、哲学書のビンジ・ウォッチング(イッキ見)をしているようで、これを自分自身でやろうとするとかなりの労力を要するので、とても助かります。そのように繋げて世界を広げていっていただけるので頭の中で、世界史や地図が拡がっていく感覚がします。

しかし、未だ視覚情報で分かっていないので、今度、書籍を読み直す際は、年表と世界地図を一緒に広げて読みたいと思っています。一つ欠点があるとしたら、この視点を持って、再度各々の古典を読み直してみたくなることです。正直二十代の頃に読んで分からなかったニコマコス倫理学を読みたくなってしまい、実家に帰って引っ張り出してきています。不思議なものが、各古典に関してまとめると薄くなってしまうものですが、トム・バトラー=ボードンさんの魅力で能力だと思いますが、まとめ方に愛情をとても感じます。本当にトム・バトラー=ボードンさんは、世界を深く知ることが大好きでエネルギーを感じます。彼はノンフィクション作家という起業をしたのだと感じます。


やはり、チャンスは、いろいろなところにあります。ワクワク喜ぶことを起業しましょう♪


トム・バトラー=ボードン: http://www.butler-bowdon.com/

ベンジャミンフランクリンアワード https://ibpabenjaminfranklinawards.com/

​執筆履歴

My OFFICE​

東京都墨田区両国4-15-6

  • Grey Facebook Icon
  • Grey Twitter Icon