• Kosuke Tsubota

2019年10月影響人:坪田英子(祖母)

2019年10月最も影響をくださった方は、坪田英子氏です。

同じ苗字なのは、偶然ではありません。私の祖母です。私の父の母です。10月10日に脳出血し危篤になりました。そして、10月14日に他界致しました。

孫たちに、そして曾孫たちに、人生の最期を通して、本当に命がけで教えて頂きました。例によって、今回も、無許可で、今回は確実に伝わらないということが分かっています。

感謝を込めて記載します。

1人暮らしをしていた祖母は、長男が生まれる直前の5年前に脳出血で倒れました。持ち直して、療養していました。倒れた際に、私は在宅診療クリニックと訪問看護ステーションを経営していたのですが、倒れた時に頭によぎったのは、患者さん達、Aさんが最期に食べたいものは分かる。Bさんが最期に行きたいところは分かる。でも、自分の祖母のことが全く分かっていない。という後悔でした。危篤という連絡を受けた時は、仕事からの帰り道に運転していた時だったのですが、連絡を受けてすぐに、アクセルを踏む足が強張りながらも、アクセルを強く踏んだ感触を今でも覚えています。今まで、在宅診療や訪問看護が始まる時に、家族会議のお手伝いをしてきたり、本人の意向を確認してきたりしていたことが、ちょっとした誇りだったのです、自分のことを全く分かっていなかった。自分は、自分のことも出来ないのに他人に実施していた。そして、誇りだったものが、無償に空虚なものに思えてきて虚無感に襲われました。それから、私は医療人が自分の家族に関することに時間を費やすことは重要であるというように思うように変わりました。だからこそ、「医師じゃないから書ける医局制度その27親の死に目に関して」を書きました。それから、祖母は頑張って意識を戻してくれて、生まれてきた初曾孫である息子を抱いてくれました。祖母が身体をはって教えてくれたもので、今回の危篤の時にも、再度その時の感覚を思い出し、医療人及び医療ビジネスやヘルスケアビジネスに関与する人々の仕事環境に関して意識するようになりました。

まるで自分が発見したことのように言っていますが、故事成語で「医者の不養生」という言葉がありますが、それが、昔と比べて主語が「I」だけじゃなく「We」や「Family」に変わってきたものです。

また、私は家族が大事です。起業する際に、最も尊敬する起業家の一人である楊浩勇先生から頂いた言葉です。「起業するならば、自分の家族か、自分の健康か、自分のメンタルのどれかが壊れる覚悟をしろ」と言われました。その言葉のお陰で、一番重要な物の優先順位を決めて起業しました。ただ、起業家として仕事をしていると、優先順位が分からなくなっていたということを改めて祖母が教えてくれました。しかしながら、結果的には、祖母が倒れた後に、私は過労で倒れました。今回のことは、改めて祖母が命をかけて、起業家として何を大切にするべきか?というものを問いかけてくれているのだと感じました。

祖母の療養してから、祖母宅、祖父が事業をしていた家を使用させて頂いて、東京支社を出させて頂いたり、子会社を設立させて頂いたりしてきました。祖母宅で起業をすると、地域のお祭りでの協賛の話や祖父母の代で関係性がある方からの挨拶があったり、祖父母が紡ぎあげてきてくれたものを体感することが出来ました。特に、祖父は数社起業しては、法人を売却するような、シリアルアントレプレナーでした。二世代前の起業家が地域貢献していたことを体感することは、言葉に出来ない学びになりました。また、祖母宅にある来客用のお茶碗が、季節毎に使用する梅や桜などデザインを変えてもてなすという、日本の「おもてなし」という心遣いや祖父が作成して祖母が筆耕したと思われる社是などがあって、起業家として大切なものを学びました。

ここまで頑張って言葉にしていましたが、祖母からは言葉にできないものをたくさん教わりました。3歳の時に初めて泳いだ時に泳ぎを教えてくれたのは祖母でした。短い距離ですが、安心感と達成感を教えてくれたことを、30年以上前のことですが覚えています。そのような直接的に教えてもらったものばかりではなく、間接的なものとしてビジネスコンテストで受賞して起業したばかりの時に、オレオレ詐欺がかかってきて、「起業したばかりだからお金が必要」という言葉に騙されて振り込みそうになったことから、祖母の無償の愛を感じました。起業したばかりで、資金調達には成功していましたが、単月黒字になる前で、その上、起業することをバカにする人もいる時だったので、とても励みになりました。この励み・愛情への感謝は、結局伝えられずに、お別れをしました。お骨の前で初めて、声には出せていませんでしたが、感謝を言えました。遅くて後悔していますが、これを祖母にいうと、「自分の子供や孫に変わりに伝えなさい」と笑って言われそうです。

ブレイブマウスの研究で証明された「幼少時に愛情を受けたことがある経験があると、挑戦し続けることが出来る」ということ、起業する。挑戦する。っていうことが出来るのは、このような言語にできない愛情を自分が受けていたからなのではないかと感じます。

今の起業家という人生は、本当に祖母のおかげです。


ありがとうございます。

ありがとうございました。


まとめ

坪田英子氏から影響受けたものを最後にまとめると下記3つです

1)医療人として重要なこと。

2)起業家として重要なこと。

3)愛情という重要なこと。


やはり、チャンスは、いろいろなところにあります。ワクワク喜ぶことを起業しましょう♪


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2019年第三四半期影響人:菊池英二氏 (ルクール神楽坂 院長)

2019年9月影響人:吉岡 純希氏(株式会社NODE MEDICAL CEO)

2019年8月影響人:小泉進次郎氏(衆議院議員)

2019年7月影響人:坪田京子氏

2019年上半期BEST影響人(川田桃子氏)

2019年第二四半期BEST影響人:長谷部葉子教授(慶應義塾大学SFC)

2019年6月BEST影響人:山川勇一郎氏(たまエンパワー株CEO)

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