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6月BEST BOOK ティール組織



6月は結果的に30冊の書籍を読んだ、その中で自分が最も影響を受けた?考えさせられた?刺激を受けた?どの表現が一番いいのか分からないのですが、印象に残った作品をご紹介致します。


書籍の名前は【ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現】です。右側にリンクを貼ります。2018年1月に発売された作品なので、もう読まれた方もたくさんいらっしゃると思います。有名な作品で、組織論の話をいろいろと経営者の方々とお話する際には、学生時代の教科書のように、共通の書籍として会話が出来る不思議な書籍だった。2018年に一番読んでよかった書籍は?と質問すると【ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現】と答える人も多いぐらいの名著です。ただ、実践するのが大変難しい。2019年3月にほとんどの会社を譲渡や売却して経営者の第一線を一歩引いた人間として改めて読みなおしました。

また、この時になると他のヒット書籍と同じように、その書籍を説明するからのような書籍が出てきていました。せっかくなので、左側に記載したような【実務でつかむ! ティール組織 "成果も人も大切にする"次世代型組織へのアプローチ】という書籍が2018年8月に出版されていたり、下のようなイラストで分かるという【[イラスト解説]ティール組織――新しい働き方のスタイル】という書籍が11月に単行本が出版されていたり、12月には左下にリンクを貼ったような【社員に任せるから会社は進化する 日本版「ティール組織」で黒字になる経営の仕組み】という単行本がかの有名なPHP研究所から出版されていたりしていました。気が付くと2018年とは全く異なる2019年前半になっていました。

そのような形で、様々な書籍がでてきているのでティール組織ムーブメントが起きていることは事実です。そのような環境になっているので、全てではないですが、関連書籍も読んで比較してみました。内容の濃さでは、どうしても王道【ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現】に負けてしまっていて、中身が薄くなってしまっている気がしますので、本流をおススメ致しますが、左上の【実務でつかむ! ティール組織 "成果も人も大切にする"次世代型組織へのアプローチ】では、ティール組織に変更する前に、日本の組織では、プレティール組織というステップを踏んでいくのがおススメであるというタイトルにあった書籍になっています。

さて、私が改めてこの【ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現】を6月のベスト書籍に選んだ理由ですが、理由はシンプルに、今の時代に合った組織形態であると思うことです。そのティール組織というものは、どんなものかというと、下記3点を踏まえた組織であるということです。


1自主経営

2全体性

3存在目的

正直、右側に紹介した「ドラッカーへの旅」で90歳を超えたドラッカーにインタビューし、ドラッカーが今後求められる組織体制として語られたことと内容が似ています。さて、上記3点を簡単に説明します。

1自主経営

どういうことかというと、会社に所属する人全員が自ら責任を持って自らが積極的に経営に参画していくということです。これだけ言うと従来の組織と何が異なるのか分からないようになっていますが、組織の階層や組織内のコンセンサスに頼らずに同僚との関係性を育む、働いていくシステムのことです。

2全体性

各々が会社つまり、同僚を筆頭とした組織や社会と一体感をもてる風土があることです。イメージは、優勝するスポーツチームの持つ輝く一体感です。眼と眼を合わせた、アイコンタクトだけでメッセージが伝わって勝利をもぎ取るチームです。

3存在目的

これも、スポーツチームにするとイメージがしやすいです。優勝するスポーツチームだというと、「優勝」という目的に向かって手段を追及し続ける組織です。会社の方向性はいろいろとあるので、組織全体の目的が明確化して、将来の方向性を追求し続ける組織のことです。

書籍の中では、具体的に実践をして成功をあげている様々な組織があげられています。看護業界では有名だったオランダの「ビュートゾルフ」等はこの書籍のお陰で、一躍全世界で有名な組織になりました。2006年に創業されたばかりの訪問看護ですが、今では全オランダを見守れる10,000人以上の組織に育ち、オランダだけではなく、世界展開もしている組織です。特徴は、本部管理人数が大変少なく、十数名の少人数のチーム内で、採用から予算まで責任を持って組織運営をしていくというものです。看護分野で、異国だから出来るのではないか?と思われるかもしれませんが、コンサルティングファームの仕組みが近いとも言われていますが、アメリカのカゴメと言っても過言ではないモーニングスター社からザッポス社やパタゴニア社等多様な事例が紹介されています。

コンサルティングファームから、稲森和夫氏が言うアメーバ経営的な側面などが加味され、資本主義社会の限界といわれている右肩上がり、成長しなければ意味がないといった組織の限界点であると思われている成長によるモチベーション管理から、仕事そのものの遣り甲斐や生き甲斐をモチベーションにしていく組織の運営方法が事細かに書かれている書籍です。従来、日本人が持っていた「生業」という考え方を活かされた組織運営方法でもあると思います。アップルのスティーブジョブスがiPodを創る時に一番意識しと言われる、ソニーのウォークマンなどを開発し世の中を変えていった成長期の組織形態が、このティール組織だったとも言われています。2018年1月に売られる前から輪読会等で書籍のマーケティングが進んでいたために火っとした書籍ともいわれていますが、500ページを超える書籍が売れていたのは真の実力のある書籍だと思いますし、私自身は分厚いなぁと思いながらも以外にも空いた時間を求めて読破してしまった書籍です。最後に、是非とも、多々増えてきた簡易書籍よりも日本語版でいいので、原著を読まれることをおススメ致します。


ちなみに6月の次点書籍は、下記二冊です。


 テクノロジーの定義から、世の中の方向性を考えさせられる名著です。

 どんな方法でも起業が出来る。成功が出来る。自信をもらえる作品です。




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