• Kosuke Tsubota

PEST分析ならぬTSUBO分析

ごきげんさまです。喜業義塾 喜業家つぼたです。

医療ビジネスを中心としたライフケアビジネスの専門家としては、政治面Politics/Politicalの影響が大きいので、PEST分析が大好きなのですが、PEST分析だと少し物足りない。

まぁ、マクロ環境分析のフレームワークなので、それ一つに頼ってしまうわけにはいかないので、物足りないぐらいがいいのかもしれないですが。。。

そこで、PESTに加えて医療ビジネス・ヘルスケアビジネスを考えていくのにあたって、自分が追加して考えていることしてUserを意識することを大切にしています。そして、スタートアップとして意識する部分として、サービスを提供する組織Organization を追加して考えています。

そしたら、”TSUBO”になるじゃない!ということになったので、少し真面目に”TSUBO分析“を書いてみます!


PEST分析

ちなみに、PEST分析のPESTとは、下記の頭文字をとって呼ばれているものです。

P→Politics/Political:政治・政治体制・政策

E→Economy/Economical:経済・経営環境

S→Society/Social/Cultural:社会・文化・ライフスタイル・生活習慣

T→Technology/Technological:テクノロジー・技術

TSUBO分析は、このPEST分析を踏襲していて、イノベーションを起こしていくための分析に使うので、順番を変えています。その順番で、偶然にもTSUBOになって、つぼたの【イノベーションのツボ】だ!と笑いになりました。


T→Technology:テクノロジー・技術

一番最初に持ってきた理由は、テクノロジーの進化が昨今著しいので、優先度を一番上にあげています。

S→Society:社会・生活習慣

二番目にもってきた理由は、テクノロジーを受け入れてくれる文化や社会状況などがイノベーションを生み出すものとして重要なのでもってきています。iPhoneが発売される前、日本の携帯電話は、カメラの画素数も液晶画面もiPhoneよりも性能は優位でTechnologyテクノロジーが優位でしたがイノベーションは起こせませんでした。通信が3Gで、インフラと比べてOver Technologyだったということも言われていますが、音楽を持ち運ぶライフスタイルに入っていくというスタイルがとれたのが、iPhoneが勝った原因の一つだと思っていて、意識しなければいけないものなので、上位に持ってきました。



U→User(UI/UX)/you:ユーザー・あなた

新しく追加したものです。上位ではUserとしてしか説明していませんでしたが、Youというサービスの対象者を明確にするペルソナを明確にすることの重要性があると認識しています。PEST分析のPであるPolitics/Political政治・政治体制・政策は、User環境に関係してくるので、こちらに踏襲しています。テクノロジーの進化だけではなく、ユーザーがついていくことで、イノベーションが起きると考えています。



B→Business:ビジネス。

PEST分析のEである、Economy/Economical:経済・経営環境を置き換えたものです。ビジネス環境やビジネスチャンスなどを検討するのに、経済分析や経営環境変化を踏まえた上で実施するものです。Economyだと伝わらないところもあるので、Businessと言っています。また、テクノロジー・社会・ユーザーとついてきても、ビジネスで経営、即ち「営みを続けること」即ち、継続が出来ていないとイノベーションも破綻してしまいますので、ビジネスとして優先順位を持ってきています。Googleを筆頭にユーザーを確保した後に、マネタイズモデルを構築する場合もあるので、ビジネスはユーザーの次にもってきています。



O→Organization:組織運営。

イノベーションを継続して加速していくためには、組織の強みが活かされないといけないことから、新しく追加しています。また、小さく初めて早く到達しても、より大きく変化を起こす際には、必ず組織運営の視点を導入しなければいけないので、その時の課題等が明確になるように、記載しています。MBA留学した時に、エンロンの事件の後にアメリカでは、MBAの授業に必ずOB : Organization Behavior 組織文化の授業が必修化されました。折角ビジネスとしてしっかりとしてきても、組織が壊れていくことで、失速することもあるので、こちらを追加しました。また、アフリカの諺「早く行きたければ、一人でいきなさい。遠くにいきたければ、大勢でいきなさい。」も意識して、遠くに行くための組織をどのように構築することができるのか?というのを意識しています。


実際にPEST分析から、TSUBO分析を実践

PEST分析で有名な事例があります。私が留学していたニューヨーク州バッファローの隣町ロチェスターに本社をもっていた写真フィルムメーカー「コダック」です。こちらの経営悪化が有名な事例として使われています。コダックは昔、写真技術を導入して世の中を変更した代表企業でした。それこそ、写真撮影というものが技術として認識されていた時に、写真を撮影されてSNSで拡散されたら困るという現在の事象と同じようなことでコダックが叩かれていたぐらいです。どこでも、あなたの日常を許可なく切り取ることが出来る写真という技術をひろめたコダックは、危険だ!という論調があったぐらいです。世の中に浸透したために、そのようなことを言われなくなりましたが、逆にそのような波を乗り越えてきて、「フィルムの巨人」といわれ、業界1位の座を占めていたからこそ、次のTechnologyに移行することが出来ず、「写真のデジタル化への移行」の波に乗ることが出来ずに、破綻しました。イノベーションのジレンマでも代表例に挙げられています。こちらをTSUBO分析してみると、

T→Technology/Technological:テクノロジー・技術から

S→Society/Social/Cultural:社会・文化・ライフスタイル・生活習慣

U→User/User Interface/User Experience/you/:ユーザー・あなた

上位TとSは、PEST分析と同等なので、省かせて頂きますが、コダックのビジネス破綻した原因は、Userがついてこなかったこと、デジタルカメラの出現で、撮影というものではなく、ユーザーとして写真の目的である写真を「みる」という行為が、現像というもののが省けることでより簡単になったことからフィルムカメラから移動していったことが一番の要因です。新しいテクノロジーが生まれたことが、直接的ダメージになったわけではなく、テクノロジーにユーザーがついていったこと、求められるユーザーエクスペリエンスの変化が求められていった時に、対応していかなかったことです。PEST分析の代表例のコダックでも、ビジネス破綻の根幹である部分である「ユーザー」に触れられていなかったのでTSUBO分析を提唱していきます。


どんなことも、人の笑顔を創るため やはり、チャンスは、いろいろなところにあります。ワクワク喜ぶことを起業しましょう♪


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